一定期間更新がないため広告を表示しています
英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント英語がわからなくても最新アメリカビジネス事情を知りたい人、集まれ! 2012.06.28 Thursday
【572号】米家電量販店ベストバイ、そのショールーミング対策とは?
By calaggie ◎本日のニュース 1)見出し 2)要約 その内容は、ショールーミング対策と新たな収益源の獲得である。 ネット通販で購入する前に店舗で商品を確認するという 薄型テレビのような革新的な新製品がないことへの対策として、 ベストバイは、 ◎キーセンテンスとその翻訳 4)キーとなる英文の和訳 5)気になる単語・表現 ◎記事から読み取った今日のヒント 6)ビジネスのヒント 売上金額 2%増加 になる。芳しくないではなく、業績が大きく悪化しているという これらの問題に対する解決策を、 具体的には、以下の通りである。 【ベストバイに抱える問題→解決策】 これらの解決策の共通点は、 サービス強化。 モノの販売だけで考えれば、店舗という固定費がかからない分、 そこでベストバイは、顧客サービスを強化することにより、 顧客サービスの対象を個人だけでなく法人に広げれば、 モノの販売による費用対効果<モノ+ が成り立てば、 小型店の方がきめ細かな顧客サービスを行いやすいことを考えると Best Buy http://www.bestbuy.com/ *************************** 2)ショールーミング対策としては、 3)収益拡大策としては、 4)これら対策の共通点は、実店舗を持つ強みを活かした 5)モノだけでなくサービスも販売することにより、 ************************* 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 ◎これには驚いた! 先日、神戸のとあるスーパーに行ったところ、こちらの商品が激安価格で販売されていました。 販売価格はなんと98円。(確か黒いのも98円だったような) PBならありえる価格ですが、NBで見たのは初めて。 そういえば、最近こちらのメーカーの商品が安売りされているのをよく見ます。 相当売上が落ちているのかもしれません。 編集後記 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 2012.06.25 Monday
【571号】小売店のWi-Fi投資、ショールーミング打開策となるか?
By osde8info ◎本日のニュース 1)見出し 2)要約 その仕組みとは、Wi-Fi機器を小売店に設置し、 小売店がWi-Fi機器を設置するのは、 ◎キーセンテンスとその翻訳 4)キーとなる英文の和訳 5)気になる単語・表現 ◎記事から読み取った今日のヒント 高速インターネット接続 を提供することにより、スマートフォンユーザーの集客を ただ、Wi-Fi機器設置への投資・データ通信料は、 Wi-Fiのマーケティング活用事例として紹介されているのは、 【Wi-Fi大手のボインゴワイヤレス社(Boingo Wireless Inc.)の提案】 【創業間もないニアバイシステムズ(Nearbuy Systems)の提案】 【Wi-Fi機器メーカーのルーカスワイヤレス(Rucks Wireless)】 【大都市のWi- 【その他の企業(企業名の言及なし)】 これらをまとめると、次のようになる。 【Wi-Fi機器設置により小売店が追跡できること】 【追跡記録によるマーケティング活用】 これは、まさに通販サイトで行われていることである。 さらに、記事では紹介されていないが、 (実店舗)ポイントカードの採用=(通販サイト)顧客の購入履歴 などの実例を見ると、実店舗は、そのマーケティング方法が 実店舗と言えば、ショールーミング(ショールーム化)に 実店舗で実物を確認して、 ということである。一見、Wi-Fi機器を実店舗に設置すると、 Boingo Wireless http://www.boingo.com/ *************************** 2)さらに、スマートフォンの信号をWi-Fi機器が受信する 3)この追跡を利用することで、より多くの人が集まるように 4)これは通販サイトが行なっていることとほぼ同じであり、 5)ショールーミングを促進しかねないWi-Fi機器の設置は、 ************************* 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 ◎今日のいいもの これまでは、一つグレードの低い商品を買っていました。 編集後記 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 2012.06.21 Thursday
【570号】電力会社が小売企業と提携する理由とは?
By ell brown ◎本日のニュース
このような提携が可能になるのは、電力会社・小売企業双方に メリットがあるからである。電力会社にとっては、 小売企業の優れたカスタマーサービスと消費者へのブランドを 活用することができる。一方、小売企業は、 家庭用の電力関連市場という成長市場に参入することができる。 この背景には、規制緩和により電力市場に競争原理が 働くようになったということがある。そのため、 電力会社は、顧客離れを防ぐために、 小売店の店頭を通じて顧客ロイヤリティをつくり上げる必要が出て また、燃料価格の上昇という問題も影響している。その結果、 利益が圧縮される電力会社は、新たな収益源が必要になり、 電力関連商品の販売に活路を見出すことになった。 ◎キーセンテンスとその翻訳 3)キーとなる英文 Utilities around the globe are teaming up with retailers such as Marks & Spencer Group PLC in Britain, Coles Supermarkets in Australia and Best Buy Co. in the U.S. to sell energy and related products directly to consumers. 4)キーとなる英文の和訳 世界中の電力会社は、英国のマークス・アンド・ オーストラリアのコールズスーパーマーケッツ、 アメリカのベストバイ社のような小売企業と提携している。 その目的は、電力と電力関連商品を直接消費者に 販売するためである。 5)気になる単語・表現 utility名詞公益事業 energy名詞エネルギー;精力 team up with自動詞句〜と強力する;〜と調和する ◎記事から読み取った今日のヒント 6)ビジネスのヒント 世界中で、電力会社と小売企業との提携が進んでいるという。 その例として、 英国→マークス・アンド・スペンサーグループ社(GMS) オーストラリア→コールズスーパーマーケッツ( 米国→ベストバイ社(家電量販店) が取り上げられている。これらの小売店で、電力サービスや 電力関連商品が販売されている。電力関連商品とは、 節電機器・ソーラーパネル・絶縁体・スマートメーターなど。 電力会社が小売企業と提携に至った原因には、 次の二点が挙げられる。 ◯規制緩和により独占市場から競争市場に変化したから。 ◯燃料価格上昇により利益率が低下したので、 新たな収益源が必要になったから。 いずれも外部環境の変化。前者により、 既存顧客を競合他社に奪われる可能性が出てきた。 顧客流出を防ぐためには、 その方法として、顧客との接点がある小売店と提携した。 店頭に自社の電力サービスや電力関連商品が並ぶことにより、 顧客が自社ブランドと接する機会を増やすことができる。また、 すでに顧客ロイヤリティを確立している提携先小売企業のブランド 活用することで、新規顧客を獲得することも可能である。さらに、 店頭で電力関連商品と電力サービスをパッケージにすることにより 目に見えない電力サービスが売りやすくなる。 後者について、新たな収益源になるのは、電力関連商品である。 特に節約に結びつくスマートメーターのような商品は、 購入者にとって経済的にプラスになるので、販売しやすい。一方、 電力会社にとっては、電力供給による売上が減る一方で、 機器の売上・ ただ、小売企業のマーケティング力なしには、 この提携は進まなかったように感じる。マーケティング力とは、 1.ターゲットのニーズを見出す 2.ニーズを満たす商品を開発・販売する 3.顧客ロイヤリティを形成・高める という三点を示す。この三点を小売企業が持っているからこそ、 電力会社は小売企業と提携するようになった。 記事で示された次のような事例は、小売企業のマーケティング力を うまく活用している。 AGLエネルギー社とコールズスーパーマーケッツとの提携 →コールズのポイントプログラムを活用 ◯AGLの顧客は、コールズで使えるポイントが付与される。 ◯コールズの顧客は、AGLと契約すればポイントがもらえる。 ◯ポイントプログラム活用により、 顧客ほど、ソーラーパネルを購入しやすいことがわかった。 この事例では、 マーケティング力が活用されている。 オーガニック商品ユーザーとソーラーパネル売上の関係はわからな もちろん、 顧客数がその前提となるが、多くの顧客を獲得できたのは、 コールズスーパーマーケッツがニーズを見出し、 そのニーズを満たす商品を開発(PBの場合)・ 販売してきたからである。 小売企業は、そのマーケティング力を活用すれば、 単にモノを販売する以上の収益を挙げられるのではないか。 逆に言えば、マーケティング力に劣る小売企業は、 Coles Supermarkets http://www.coles.com.au/ Marks & Spencer http://www.marksandspencer. Best Buy http://www.bestbuy.com/ *************************** 《今回のヒントのまとめ》 1)電力会社が小売企業と提携した理由は、規制緩和による 競争市場への変化に対応するためであり、またコスト上昇による 新たな収益源の確保のためである。 2)小売企業のマーケティング力を活用すれば、電力会社は、 顧客ロイヤリティの形成・向上が容易になる。また、 小売企業のブランドを活用すれば、新たな顧客を獲得できる。 3)このように、ニーズを見出し、ニーズを満たす商品を開発・ 顧客ロイヤリティを形成・高めるマーケティング力は、 小売企業の大きな強みである。 4)この強みを活かせば、モノを販売する以上の収益を 上げられるのではないか。逆に、マーケティング力が劣れば、 淘汰されることになる。 ************************* 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを 読んだ経験を活かして、頻出の英単語を 日々紹介しています。 頻出の英単語を知っていれば、 見出しや第一パラグラフを読んだだけで、 記事の概要を理解できることができるので、 時間の短縮になるはず。 世界に広がる英語情報のインプットが増えれば、 より個性的なアウトプットにもつながります。 http://english.ryotarotakao. ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、 ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 電力関連商品の小売店での販売は、日本でも家電量販店や ホームセンターで起こっています。 これが、スーパーにまで広がることは疑問ですが、 イオン・セブンあたりはその認知度を利用して、 販売を手がけるでしょう。 電力サービスそのものは、前提となる規制緩和が まだまだ不足しているので、当分地域独占が続くんでしょうね。 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 高尾亮太朗のTubmlr⇒ http://ryotarotakao.tumblr.com 高尾亮太朗のGoogle+⇒ http://gplus.to/ryotarotakao 高尾亮太朗のPinterest⇒ http://pinterest.com/ 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! 2012.06.18 Monday
【569号】ティーボ・ペイパル提携からわかるネット通販の課題とその解決法とは?
By craig1black ◎本日のニュース
この提携により、属性広告で買い物をした場合、 代金はペイパルアカウントに請求され、 ペイパルに登録された住所へ商品が配送されることになる。 録画したテレビ番組を見るのにCMをスキップする視聴者が増えて 視聴者にCMを見てもらうことが以前よりも難しくなっている。 ティーボは、この解決方法として、 広告効果を上げている。ペイパルとの提携で、 購入までよりスムーズに行えることになるので、 ティーボは、コスト上昇と契約者の減少により、 2009年下半期よりほとんどの期で赤字に転落していた。 そこで昨年、 契約者が増加し、業績がV字回復している。一方、ペイパルは、 親会社イーベイの業績に大きく寄与し、 現在は大手小売店実店舗への決済端末導入を進めている。 ◎キーセンテンスとその翻訳 3)キーとなる英文 TiVo Inc. is joining with the PayPal payment service to offer an on-the-spot way for television viewers to buy products featured in interactive advertisements. 4)キーとなる英文の和訳 ティーボ社は、ペイパルの決済サービスとの提携を進めている。 その目的は、双方向広告で紹介された商品を視聴者がその場で 購入できるようにするためである。 5)気になる単語・表現 on-the-spot形容詞(研究・報告などが)現場の、 feature他動詞(記事・人など)を特集する ◎記事から読み取った今日のヒント 6)ビジネスのヒント 記事では、ティーボ社(TiVo Inc.)の事業内容について 詳しく述べられていないので、ネットで調べると、 次のように紹介されていた。 〜ここから引用〜 TiVo(ティーボ、ティーボゥ)とは、内蔵のハードディスクに テレビ放送を録画する家庭用ビデオレコーダの名前、 もしくはそれを開発した企業の名前である。 有料で番組表提供しユーザーの予約による録画の他、 ユーザーの好みそうな番組を自動的に学習して録画する。 〜引用終わり〜 ※wikipediaより http://goo.gl/mPH8L ティーボのサービス内容をまとめると次のようになるだろう。 ◯テレビ番組を録画できる ◯録画履歴・評価により好みそうな番組を自動録画してくれる 録画して見る視聴スタイルになるので、 CMがスキップされやすくなる。そこで、 ティーボは新しいテレビ広告を開発することになる。 In today's fragmented TV viewing world it is harder than ever before for advertisers to reach their audiences, and it's important to find creative ways to get in front of viewers. という文章が、CMスキップを克服できる 新しいテレビ広告の必要性を訴えている。 ティーボのテレビ広告は、 「相互作用を活用した、相互に影響し合う」や「対話方式の」 文脈から考えると、次のような特徴となる。 録画された番組や視聴者の好みに応じた広告を掲載 詳しいことはわからないが、 広告が掲載されるのだと思う。 これは、インターネットのターゲット広告とほぼ同じ。つまり、 ティーボ= と言うことができるだろう。(実際に、ティーボのサイトでは、 Webという文字も大きく掲載されている。) このティーボ版ターゲット広告において、ペイパルと提携するのが 今回の記事。記事から推測すると、この提携は広告ではなく、 ティーボ内の通販コーナーで行われるようだ。 (現在では、アマゾン・ドット・ ペイパルとの提携では、次のような機能が ティーボの通販コーナーに追加される。 1.ペイパルで決済を行える 2.ペイパルアカウントに登録された住所へ配送される これは、単に決済手段が増えたということではない。 クレジットカード番号や氏名・住所などを入力する手間が省ける という大きな利点がある。 モールに属していない独立型の通販サイトで購入する際、 各々のサイトで氏名・住所などの個人情報と クレジットカード情報を入力する必要がある。これが面倒で、 購入を諦める人も多いのではないか。逆に、 これらの情報がアカウントに紐付されているモール内通販サイトで アカウントIDとパスワードを入力するだけで済む。 楽天の好業績を支えているとも言えるだろう。 このように、ネット通販には、 個人情報やクレジット情報の入力など、 購入完了までのハードルが高い というデメリットがある。商品と代金をレジに持っていけば購入が 完了する実店舗と比較すると、 ティーボのペイパルとの提携には、 例えば、ティーボの通販コーナーでソニーの薄型テレビ・ 気に入ったならば、 購入が完了する。(もちろん、ボタンを何度か押す必要があるが) 自宅で宅配便を受け取るだけ。これがもし、氏名・住所・ クレジットカード番号・クレジットカード期限をいちいち入力する 必要があるならば、欲しい気持ちが弱くなり、諦める可能性が 高くなるのではないか。ティーボから見れば、 紐付けすることにより、販売機会を獲得できることになる。 ティーボと同じように、 ネット通販で起こってもおかしくない。そして、 モール型通販サイトには大きな打撃になる。 Tivo(個人サービス) http://www.tivo.com/ Tivo(法人サービス) http://goo.gl/5yezC Paypal https://www.paypal.com/ *************************** 《今回のヒントのまとめ》 1)ティーボはペイパルとの提携により、 決済はペイパルで行われ、ペイパルアカウントに登録された住所に 送られるようになる。 2)これは、購入完了までのハードルを低くすることである。 3)独立型のネット通販でも、個人情報やクレジット情報などを 入力しなければならないというハードルがあり、 実店舗やモール型サイトでの購入と比べて、 そのハードルは高いために、決済完了まで至らない場合がある。 4)ペイパル活用により販売機会を獲得できると考えれば、 この動きが、独立型ネット通販にも及ぶことは十分考えられる。 ************************* 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを 読んだ経験を活かして、頻出の英単語を 日々紹介しています。 頻出の英単語を知っていれば、 見出しや第一パラグラフを読んだだけで、 記事の概要を理解できることができるので、 時間の短縮になるはず。 世界に広がる英語情報のインプットが増えれば、 より個性的なアウトプットにもつながります。 http://english.ryotarotakao. ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、 ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 ティーボでおもしろいのは、CMを早送り・巻き戻ししても、 画面の右上に広告主やブランドが表示されるという機能。 この機能があると、早送り・巻き戻ししても、 広告効果は期待できます。 ちなみに、ティーボが日本に上陸しないのは、 電子番組表の機能のあるレコーダーが普及しているからだとか。 著作権絡みの問題もあるのかもしれません。 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 高尾亮太朗のTubmlr⇒ http://ryotarotakao.tumblr.com 高尾亮太朗のGoogle+⇒ http://gplus.to/ryotarotakao 高尾亮太朗のPinterest⇒ http://pinterest.com/ 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! 2012.06.14 Thursday
【568号】スターバックスが開拓を進める新たなコーヒー市場とは?
By michperu ◎本日のニュース
◎キーセンテンスとその翻訳 3)キーとなる英文 Coinstar Inc. and Starbucks Corp. have entered an exclusive five-year agreement to open several thousand coffee kiosks in the U.S., brewing cups of Seattle's Best brand coffee for $1 a cup. 4)キーとなる英文の和訳 コインスター社とスターバックス社は、 全米で数千にも及ぶコーヒーの販売機を設置する 独占的5年契約を結んだ。 この販売機では、シアトルズベストブランドのコーヒーを 一杯1ドルで販売する。 5)気になる単語・表現 exclusive形容詞独占的な;排他的な kiosk名詞キオスク(タバコ・新聞・軽食などの小売店)、 電話ボックス;広告塔 brew他動詞(茶・コーヒーなど)を(熱湯を注いで)入れる ◎記事から読み取った今日のヒント 6)ビジネスのヒント スターバックス社(Starbucks Corp.)とコインスター社 (Coinstar Inc.)のコーヒー自販機販売における提携が、 この記事では取り上げられている。kioskという単語が 使われているので、単なる「販売機」という意味合いが強い。 しかし、記事中にアメリカでの食品の自販機販売事情が 取り上げられており、またコインスターのビジネスを考えると、 「お金を入れたら、その場でコーヒーが注がれる」 機械を意味するものと思われるので、 「自販機」という表現にした。実際、Googleで 「starbucks coinstar」を検索してみると、 今回取り上げた自販機のイラストを発見することができた。 「自販機」と表現するのが、妥当だろう。 自販機のイラスト入りのサイト http://goo.gl/VMJC6 この提携内容は以下の通りである。 ◯5年契約であるが、うまく行けば延長可能 ◯コインスターは、他ブランドのコーヒー自販機を設置できない ◯スタバは、 ◯レギュラー品(ブレンドコーヒーなど)は一杯1ドル、 高級品(カプチーノなど)は一杯1ドル50セントで販売 このような提携に至ったのは、 1.強みを活かせる 2.経営課題を解決できる からである。具体的に見てみると、 【コインスター】 1.強み→自販機の企画・販売、スーパー・ドラッグストアなど 量販店への販路 2.経営課題→長期低迷に悩むDVDレンタル自販機・ レッドボックスへの依存からの脱却、ビジネスの多角化 【スターバックス】 1.強み→コーヒーの企画・販売、 2.経営課題→ になる。 記事で触れられていたのは以上だが、 もっと大きな目的があるように思える。その目的とは、 量販店が販売するコーヒー飲料市場への参入 ではないだろうか。具体的には、スーパーやコンビニで 販売されるチルドコーヒーや缶コーヒー( コンビニで販売されるその場で注がれるブレンドコーヒーなど、 これまでスターバックスが手付かずであった市場を開拓することが 今回の提携の本当の目的のように思える。 このように考えるのは、スターバックスの歴史を見れば、 そのほとんどが市場拡大を目指しているからである。例えば、 ◯店舗やスーパーで販売するコーヒー豆→ ◯インスタントコーヒー・ヴィア→ ◯店舗や百貨店で販売するコーヒーギフト→ギフト市場への参入 ◯ベーカリーの買収→外食の朝食・昼食市場への本格的参入 など。 さらに、コーヒー飲料市場は、 コーヒーショップの出店・運営よりもコストが低い ことも、参入への背中を押したのだろう。詳しく述べると、 ◯自販機設置の初期投資は小さい ◯集客コストは小さい← ◯運営コストは小さい←人件費がほとんど掛からない ので、設置・運営にかかるコストが低くなり、 スターバックスの利益率を押し上げる。 しかも、シアトルズベストというブランドの活用・ ブランド価値の向上にも繋がるのだから、 それにしても感心するのは、 ◯コーヒーという強みを活かす(強みの活用) ◯コーヒーに集中する(選択と集中) ◯コーヒーの販売機会を隈無く獲得する(成長意欲) というスターバックスの戦略・貪欲さである。 Seattles Best http://www.seattlesbest.com/ Coinstar https://www.coinstar.com/ コインスターに関するブログ記事(日本語) http://la-consulting.com/ *************************** 《今回のヒントのまとめ》 1)スターバックスとコインスターが、 コーヒー自販機展開で提携したのは、両社の強みを活かしつつ 経営課題を解決できるからである。 2)スタバに注目すれば、この提携によって、 これまで手付かずであった量販店が担うコーヒー飲料市場に 進出することができる。 3)さらに、自販機を活用することによって、 コーヒーショップの出店・運営よりも低コストで済む。 4)スタバの、コーヒーという強みの活用、 コーヒー市場への選択と集中、コーヒーの販売機会を 隈無く獲得しようという成長意欲は、見習いたい。 ************************* 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを 読んだ経験を活かして、頻出の英単語を 日々紹介しています。 頻出の英単語を知っていれば、 見出しや第一パラグラフを読んだだけで、 記事の概要を理解できることができるので、 時間の短縮になるはず。 世界に広がる英語情報のインプットが増えれば、 より個性的なアウトプットにもつながります。 http://english.ryotarotakao. ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、 ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 シアトルズベストコーヒーと言えば、 昔よく梅田のお店に行っていました。 無料の無線LANが魅力のお店でした。 そこで、日本のシアトルズベストコーヒーを調べてみると、 大阪にはたくさんお店があるようです。 大阪の会社が出資しているのでしょうか。 また、スターバックスに関する言及がサイトには 全くありませんでした。 日本では競合しているからでしょうか。 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 高尾亮太朗のTubmlr⇒ http://ryotarotakao.tumblr.com 高尾亮太朗のGoogle+⇒ http://gplus.to/ryotarotakao 高尾亮太朗のPinterest⇒ http://pinterest.com/ 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! 2012.06.11 Monday
【567号】アマゾン・イーベイに負けるグーグルショッピングサーチで、商品登録の有料化に踏み切った理由とは?
◎本日のニュース
現在は、無料で登録出来る代わりに、 その人気度・価格によって順位付けされている。 有料化は、グーグルの収益拡大策の一つと考えられる。 今年秋までにアメリカ版で有料化されれば、 現在の年間約8億ドルの収益が約10億ドルに拡大すると予測され 登録有料化の動きは、ネット通販に対するグーグルの基本方針が 変化したことを表す。グーグルは、 アマゾン・ドット・コムやイーベイに後塵を拝していた。従来は、 登録数の拡大や、 ただし、ショッピングサーチを利用する企業にとって、 資金力のある大企業が有利になることは避けられない。 また、他の無料登録サービスの有料化を懸念する声もある。 ◎キーセンテンスとその翻訳 3)キーとなる英文 Online retailers will now have to bid to display their products on Google's Shopping site. 4)キーとなる英文の和訳 ネット通販業者は、取扱商品をグーグルショッピングの サイト上に掲載するのに、今後競り合う必要が生じるだろう。 5)気になる単語・表現 bid自動詞競り合う;(競売・入札で)(物に)値を付ける ◎記事から読み取った今日のヒント 6)ビジネスのヒント グーグルは、ネット通販商品に限定した検索サービスとして グーグルショッピングというサイトを運営している。 もともとは「グーグルプロダクトサーチ」という名称であったが、 「グーグルショッピング」に変更するという。 ※参考サイト http://japan.cnet.com/news/ このサービス刷新の一貫として、商品登録を有料化する。 グーグルショッピングのサービスは、価格ドットコムに似ている。 つまり、 ◯欲しい商品名を検索ボックスに入れる ◯販売サイト名・価格・レビューなどが表示される という使い方をする。実際に使ってみると、 通販サイトだけでなく価格ドットコムのレビューも表示されるので 網羅という点では、 現状は、グーグルショッピングへの商品登録が無料でできる。 今後、無料をやめて有料化するという。そこで、 有料化する理由・目的を考えてみたところ、 1.有料にしてでも登録したいというニーズがあるから 2.収益拡大のため 1については、外部環境の変化である。 求めているモノを探してあげるサービスの場合、 そのモノをどの程度網羅しているかが、 例えば、キヤノンのデジタルカメラを購入したい人にとって、 キヤノンのデジタルカメラの販売店情報が10個のサイトしかない サービスよりも、 利便性が高い。この網羅する範囲を広げるために、 グーグルは無料で商品登録できるようにしたのだろう。 しかし、 グーグルショッピングへの登録によるネット通販のアクセスが伸び 有料でも商品登録したい企業が出てくる。もし、 この有料でも商品登録したいという企業側のニーズがないままに、 グーグルが有料化すれば、登録件数が減少し、 薄れることになる。 それだけネット通販の競争が激化していることに他ならない。 ネット通販ユーザーが増えているが、 見込み客・顧客の激しい奪い合いが起こっているがゆえに、 有料でもグーグルショッピングに登録することで、 アクセスを増やしたい。 2は、グーグル内部の問題である。有料化することにより、 グーグルの通常検索(ウェブ検索) (現在=無料)検索結果の下に、ショッピングサーチ結果として、 最も人気のある商品上位5品が表示される (今後=有料)検索結果の上に、 ネット通販企業にとっては、 ウェブ検索結果での露出がより大きくなり、アクセス向上・ つながることになる。一方、グーグルにとっては、 従来の検索連動型広告による収入に加えて、 ショッピング登録による収入を確保することができる。 アマゾン・ドット・コム社(Amazon.com Inc.)・イーベイ社(eBay Inc.)に比べて、 ショッピング関連検索件数が少ないという問題がある。 月間のショッピング検索件数は、以下の通りである。 アマゾン→3億5000万件 イーベイ→9億件 グーグルショッピング→8000万件 この数字を見れば、わざわざお金を払ってまで、 商品登録する気が起こらないだろう。しかし、 検索結果よりも上位に大きく表示できるとなれば、 ちなみに、 グーグルウェブ検索→10億件以上 なので、イーベイ・アマゾンを抜くことになる。 グーグルは自社の強みを活かして、 このように、劣勢に甘んじていたショッピング検索において、 グーグルが商品登録の有料化に踏み切れたのは、 1.ネット通販の競争激化という外部環境の変化 2.ウェブ検索という自社の強み を活かしたからと言えるだろう。 Google Shopping http://www.google.com/prdhp グーグルショッピング検索(日本語) http://www.google.co.jp/ *************************** 《今回のヒントのまとめ》 1)グーグルが、イーベイ・アマゾンに検索数に劣る ショッピング検索サービスで、商品登録を有料化するという。 従来は無料で登録できていた。 2)有料化が可能になるのは、外部環境の変化と内部事情による。 まず、ネット通販の競争激化という外部環境の変化に注目した。 この変化を活かせば、お金を払ってでもネット上で 露出を増やしたいネット通販企業に、 3)内部事情では、 登録商品がウェブ検索で上位に表示されるとなれば、 有料でも登録したいと考えるネット通販企業は多いだろう。 4)外部環境の変化と自社の強みを活かすことで、 無料サービスを有料化でき、その結果、収益を拡大できる。 ************************* 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを 読んだ経験を活かして、頻出の英単語を 日々紹介しています。 頻出の英単語を知っていれば、 見出しや第一パラグラフを読んだだけで、 記事の概要を理解できることができるので、 時間の短縮になるはず。 世界に広がる英語情報のインプットが増えれば、 より個性的なアウトプットにもつながります。 http://english.ryotarotakao. ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、 ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 家電商品を探す時は、価格ドットコムを使っています。 グーグルショッピングが価格ドットコムの情報を網羅しているとな 、今後、グーグルショッピングで調べれば済むかもしれません。 ただ、価格ドットコムの強みは、ユーザーの口コミ量。 レビューだけでなく、質問・回答を通じて、 その商品の長所・短所を垣間見ることができます。 ちなみに、今私が狙っているのは、こちらの商品です。 http://goo.gl/fAaEV 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 高尾亮太朗のTubmlr⇒ http://ryotarotakao.tumblr.com 高尾亮太朗のGoogle+⇒ http://gplus.to/ryotarotakao 高尾亮太朗のPinterest⇒ http://pinterest.com/ 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! 2012.06.07 Thursday
【566号】米家電市場から学ぶ、価格競争から抜け出す方法とは?
By lindseywb ◎本日のニュース
小型家電市場の売上成長率はすさまじく、 全米での昨年売上金額は約52億ドルに上り、 前年比2.1%増加している。価格競争に陥りにくいので、 利益率は相対的に高い。家電メーカーのワールプール社と エレクトロラックス社は、 中級〜高級の小型台所家電に力をいれている。 一方、大型家電市場の売上規模は約191億ドルで、 前年比5.1%縮小している。 原材料コストの高騰、韓国メーカーとの競争激化により、 利益率は低く推移している。 小型家電の中でも、高級品よりも低・中級品は、 債務問題・雇用問題を抱える消費者をターゲットにしているため、 価格競争に陥る恐れがある。 ◎キーセンテンスとその翻訳 3)キーとなる英文 That phenomenon is one of the few bright spots for Whirlpool Corp., Electrolux AB and others in the home-appliances industry, where a weak housing market has slashed demand for the bigger machines, such as washers, ovens and refrigerators. 4)キーとなる英文の和訳 その現象は、 明るい話題の一つである。 家電市場では、住宅市場の低迷により、洗濯機やオーブン・ 冷蔵庫などの大型家電の需要が減少している。 5)気になる単語・表現 phenomenon名詞減少;驚くべき物(事) spot名詞地点、場所;箇所; (人格・評判などの)汚点;難しい状況 appliance名詞 (家庭用の小型)危惧、 道具;電気(ガス)器具 slash他動詞(刃・ナイフなどで)〜をさっと切る washer名詞洗濯機、洗浄機;自動皿洗い機 ◎記事から読み取った今日のヒント 6)ビジネスのヒント アメリカ家電市場で、小型台所家電の売上が伸びているという。 一方で、大型家電の売上は低迷。低迷する理由は、 住宅市場・雇用環境が低迷し、大型家電を購入する機会・ 購入できる経済力が減少しているからだという。さらに、 韓国メーカーとの価格競争が激化している。 ちなみに、小型台所家電と大型家電には、 ◯小型台所家電→コーヒーメーカー・エスプレッソマシーン・ ミキサー・電気鍋・トースターなど ◯大型家電→冷蔵庫・洗濯機・オーブンなど 小型家電・大型家電の売上・利益率のデータは以下の通りである。 【小型台所家電】 ◯全米市場→2011年売上は約52億ドル。前年比2.1% コーヒーメーカー・エスプレッソマシーンが一番の成長商品群。 ◯ワールプール社(Whirlpool Corp.)→売上金額は、 近年年率で15%以上増加。その伸び率は、他の分野を凌ぐ。 ブランドのキッチンエイド(KitchenAid)は、 利益率は非常に高い。 ◯エレクトロラックス社(Electrolux AB)→昨年秋に新ブランド・ フリッジデール(Frigidaire)で参入。 【大型家電】 ◯全米市場→2011年売上は約191億ドル。前年比5.1% さらに、小型台所家電の中でも、高級品と低〜中級品とで、 その売れ方の違いが明確。小型台所家電は その高い成長性ゆえに競争は激しいが、 低〜中級品の分野である。記事には明記されていなかったが、 価格競争が起きているように読み取れる。 このような、大型家電と小型台所家電との売上の違い、 小型台所家電の中の高級品と低〜中級品との競争状態の違いは、 その商品特性・購入動機・ターゲットを考えると、 よく理解できる。まとめると、以下のようになる。 1.大型家電 (商品特性)生活必需品 (購入動機)必要だから (ターゲット)新居に引っ越した人、所有品が故障した人 2.高級小型家電 (商品特性)機能性が高い、デザインが良い (購入動機)気に入ったから、欲しいから (ターゲット)比較的所得の高い人 3.低〜中級小型家電 (商品特性)そこそこ機能性が高い、そこそこデザインが良い (購入動機)そこそこ気に入ったから、 (ターゲット)借入金を抱えるなど経済的に余裕のない人、 この結果、以下のような競争に陥ることになる。 1.大型家電→韓国メーカーとの価格競争 2.高級小型家電→機能性・デザインの競争 3.低〜中級小型家電→価格競争 記事には書かれていないが、 以下がその予測である。 1.大型家電→家電量販店(日本で言えばヤマダ電機)、 ディスカウントストア(日本で言えばドン・キホーテ) 2.高級小型家電→ライフスタイルショップ( 3.低〜中級小型家電→家電量販店、ディスカウントストア このように、「商品特性(=強み)」「購入動機」「ターゲット」 「販売店」をどのように設定するかで、 これは、家電に限ったことではないので、 方法として、大いに参考になるだろう。 Whirlpool http://www.whirlpool.com/ KitchenAid(ワールプールのブランド) http://www.kitchenaid.com Elelctrolux http://www.electrolux.com/ Frigidaire(エレクトロラックスのブランド) http://www.frigidaire.com/ *************************** 《今回のヒントのまとめ》 1)アメリカの家電市場を見ると、 その違いとは、 後者は、売上が毎年上昇し、 2)さらに、小型台所家電の中でも、高級品と低〜中級品でも 同じような違いがある。双方とも競争が激化しているが、 低〜中級品は特に激しく、価格競争に突入しそうなほどである。 3)これらの違いがうまれる理由は、その商品特性・購入動機・ ターゲットを見ると理解しやすい。さらに、 その競争に違いが生まれる。 4)高級小型家電のように価格競争を免れるためには、「 「購入動機」「ターゲット」「販売店」 ************************* 毎週火曜・土曜の18時、メルマガにて配信。 (サイトへの掲載は、翌日以降です。) ウォール・ストリート・ジャーナルの最新情報をいち早く知りたい人は、 メルマガの登録をお願いします。 (もちろん無料です。) 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを 読んだ経験を活かして、頻出の英単語を 日々紹介しています。 頻出の英単語を知っていれば、 見出しや第一パラグラフを読んだだけで、 記事の概要を理解できることができるので、 時間の短縮になるはず。 世界に広がる英語情報のインプットが増えれば、 より個性的なアウトプットにもつながります。 http://english.ryotarotakao. ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、 ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 日本の家電量販店でも、小型台所家電の販売面積が 大きくなっているように思えます。 ただ、その主力メーカーは、ネスレやティファールなど 大手家電メーカーではありません。 ここにも、大手家電メーカーの収益性の低さが 表れているように思えます。 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 高尾亮太朗のTubmlr⇒ http://ryotarotakao.tumblr.com 高尾亮太朗のGoogle+⇒ http://gplus.to/ryotarotakao 高尾亮太朗のPinterest⇒ http://pinterest.com/ 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! 2012.06.04 Monday
【565号】米小売業界、ロイヤリティプログラムに見られる新たなトレンドとは?
By thehutch ◎本日のニュース
最後に、ソーシャルメディア限定クーポンの発行である。 購入までに至らなくても、ソーシャルメディア上で関わりを 持った消費者に、特典を送る。 これらのロイヤリティプログラムに対し、顧客は、 集めたデータが転用されることで起こるプライバシー問題を危惧す 小売企業にとって、誤った活用をすると、 顧客ロイヤリティを高めるばかりか、 ◎キーセンテンスとその翻訳 3)キーとなる英文 Retailers, supermarkets and other companies are increasingly adding new benefits to their loyalty programs, which offer shoppers discounts and other perks in exchange for regular business. 4)キーとなる英文の和訳 スーパーマーケットなどの小売企業で、 顧客ロイヤリティプログラムにおいて提供する特典を増やす 企業が増えている。 顧客ロイヤリティプログラムは、もともと商品購入と引換に 割引やその他特典を買物客に提供している。 5)気になる単語・表現 perk名詞特典 =perquisite in exchange for前置詞句〜と交換に、 ◎記事から読み取った今日のヒント 6)ビジネスのヒント 今回の記事は、スマートマネー(SmartMoney)から。 ウォール・ストリート・ジャーナル電子版の姉妹サイトで、 主に個人をターゲットに、お金の増やし方・ よって、この記事も、消費者目線で書かれてある。 記事で紹介された、 以下の通りである。 1.購入金額に応じて特典が増える。 2.他小売企業でもポイントが使える。(他小売企業との連携) 3.特定のクレジットカード・デビットカードの利用に応じて ポイントが貰える。(金融機関との連携) 4.変わった特典を提供 5.ソーシャルメディアの独自特典 1については、スターバックス(Starbucks)・ ギャップ(Gap、アパレル小売)・ベストバイ(Best Buy、家電量販)・ エキスプレス(Express、アパレル小売) 例えば、エキスプレスでは、250ポイントごとに、 10ドル割引クーポンがもらえるという。このポイントは、 商品購入・ソーシャルメディア上のチェックインをすれば、 進呈される。そして、年間で7500ポイントためると、 割引クーポンが15ドルに格上げされる。日本で言えば、 年間利用金額によって割引率が変わる百貨店のカードが、 これに当たるだろう。 2については、シティバンク(Citibank)とベストバイ、 ショップキック(Shopkick、 紹介されている。シティとベストバイの提携では、 シティカードのポイントがベストバイで使えるという。 ショップキックは、来店してチェックインしたり、 商品を購入したりすれば、共通ポイントが付与される。 このポイントを使えば、オールドネイビー(Old Navy、アパレル小売)、 クレイト&バレル(Crate & Barrel、家庭用品)、 メーシーズ(Macy’s、百貨店)、エクソン(Exxon、 ターゲット(Target、ディスカウントストア) 使うことができる。日本で言えば、Tポイントやスマポが これに当たるだろう。 3について、特定カードのオンライン照会画面に、 小売企業のクーポンや特典が表示される。シティバンク、 PNC銀行(PNC Bank)、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)などが 採用しているという。日本では、 ポイントを付与して、 方法が採用されている。 4については、単なる割引ではなく、サンプルや 人気のコレクション・ ノードストローム(Nordstom、高級百貨店) (Sports Authority、スポーツ用品)、ベリー(Belly、 共通ロイヤリティプログラム)などが採用する。 100ドル以上割り引かれる店内でのスーツ仕立てクーポンが、 会員全員に送られるという。スポーツオーソリティでは、 スポーツ観戦チケットや記念品がもらえる。ベリーは、 中小企業がターゲットの共通ロイヤリティプログラムで、 その特典が面白い。 食料品店からもらえるベッドの中で食べられるブランチ用の食品二 理容室のオーナーの髪を剃れる権利など。 普通には売っていない商品・権利を手に入れることができる。 日本において、このようなおもしろ特典はほとんど見られない。 最後に5について。ソーシャルメディア上で、小売企業と 関わりを持ってくれた人に、特別な特典を提供するというもの。 購入したかは問題ではない。この事例として、ハーツ( レンタカー)が取り上げられており、 ソーシャルメディア限定で配布されている。このクーポン、 ソーシャルメディア上で伝えた友人数に応じて、 40ドルまで割引金額が増額されるという。 ハーツがこのような大盤振る舞いをするのは、 自分のフィードで割引情報を見れば、衝動買いをする確率が 高くなるからである。 日本では、ドミノ・ピザなど飲食店で、 ソーシャルメディア上でクーポンを配布する企業が、 増えている。 これら5つの最新特典の共通点は、 どんな形であれ関わりを持ってくれた消費者、 関わりを増やしてくれた消費者に、 と言えるだろう。従来行われた、POSデータや 購買記録による特典の提供では、 購入することが前提 であった。しかし、今の特典は、購入することを必 要条件としない。その代わり、 ◯提携企業のポイントや提携企業が発行するクーポン ◯来店 ◯ソーシャルメディア上のチェックイン ◯ソーシャルメディア上の口コミ によって、小売企業は消費者やその友人と関わりを持つことでき、 今後の売上につなげることができる。 売上が発生する前に見込み客に特典を提供することは、 大盤振る舞いではないか、と感じる。しかし、 逆に言えば、そこまでしないと、競合企業に見込み客を 奪われかねない。ネット通販との競争もあり、 店舗のショールーム化が問題になっている。 最新ロイヤリティプログラムは、小売企業による 可処分所得獲得競争の激化を物語る。 Express http://www.express.com/home. Crate & Barrel http://www.crateandbarrel.com/ shopkick http://www.shopkick.com/index スマポ http://www.smapo.jp/ Belly http://bellycard.com/ *************************** 《今回のヒントのまとめ》 1)アメリカ小売企業の最新顧客ロイヤリティプログラムの 特典を見ると、小売企業の消費者獲得競争の激しさがよくわかる。 2)最新事例には、購入金額に応じて特典を増やす方法や、 他小売企業との連携、金融機関との連携、 変わった特典の提供、ソーシャルメディアの活用などがある。 3)これらの共通点は、商品を購入しなくても、 小売企業と関わりをもってくれた消費者に特典を 提供する、という点である。 4)購入データに応じた特典を提供する従来の方法とは異なり、 これらの手法は、購入を前提にしていない。 5)売上・利益が上がる前に得点を提供している点を捉えれば、 大盤振る舞いに感じる。しかし、それだけ、 小売企業による可処分所得獲得競争が激化しているのである。 ************************* 7)おすすめ商品・サービス ◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語 2008年よりウォール・ストリート・ジャーナルを 読んだ経験を活かして、頻出の英単語を 日々紹介しています。 頻出の英単語を知っていれば、 見出しや第一パラグラフを読んだだけで、 記事の概要を理解できることができるので、 時間の短縮になるはず。 世界に広がる英語情報のインプットが増えれば、 より個性的なアウトプットにもつながります。 http://english.ryotarotakao. ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、 ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 消費者のポイント慣れは、 ベリーのような、ポイントなどの割引ではなく、 変わった特典を提供すれば、中小企業でも勝ち目が あるのではないでしょうか。 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 高尾亮太朗のTubmlr⇒ http://ryotarotakao.tumblr.com 高尾亮太朗のGoogle+⇒ http://gplus.to/ryotarotakao 高尾亮太朗のPinterest⇒ http://pinterest.com/ 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! |
+ 広告
+ 執筆者プロフィール
+ twitter+ryotarotakao.com
+ パートナーサイト
+ メルマガ無料配信中!
+ SPONSORED LINKS
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ パートナーサイト
+ MOBILE
+ LINKS
|
(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.
|
PAGE TOP |