英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント

英語がわからなくても最新アメリカビジネス事情を知りたい人、集まれ!
グローバルビジネスマンなら必読の英語新聞「THE WALL STREET JOURNAL(ウォールストリートジャーナル)」。ウォールストリート・ジャーナル研究家の高尾亮太朗が、最新の記事を解説し、起業・ビジネスのヒントを提供いたします。

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【450号】米消費者、スーパーでの買い物でも事前にネット検索。
 
※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し 
In-Store Sales Begin at Home 

【出典】
http://goo.gl/Ndr16

shelf life



2)要約 店舗で日用品の買い物をする前に、 商品をネットで検索する消費者が増加している。 これまで購入前にネットで調べるのは 家電のような高価な商品であったが、 景気後退後、スーパーで買うような日常品にまで 拡大している。 この消費行動の変化は、 店内プロモーションに変化を促している。 これまでは、店内で消費者の目に止まるように、 目立つ場所で目立つような陳列や特価販売が行われていた。 しかし、来店前に購入品目をネットで決めるようになると、 ブログやソーシャルメディア、レビューサイト、 通販サイトなどのネット上での露出が重要になる。 ただし、店内プロモーションが無くなるというわけではない。 店内プロモーションとネットマーケティングが並行して 行われることで、購入につながる。 3)キーとなる英文 Determined to find the best deals, more shoppers are researching their grocery lists online before going to the store. For marketers, that means big changes in how and when they tempt consumers to buy. 4)キーとなる英文の和訳 一番の掘り出し物を徹底的に見つけるために、 より多くの消費者が、スーパーで何を買うかを お店に行く前にネット上で調べている。 販売する側にとって、 それは、プロモーションの方法と時期に 大きな変化が起こることを意味する。 5)気になる単語・表現 determine 他動詞 〜に〜をすることを決心させる、 (determinedで)断固として、徹底して deal 名詞 商取引、契約、(複数形で)お買い得品、 掘り出し物; grocery 名詞 食料雑貨店;食料雑貨類 tempt 他動詞 〜を〜へ誘う、引きつける 6)今日のヒント 消費行動の変化として、以下のような調査結果が 紹介されている。 ◎調査対象の20%以上は、食品や日用雑貨の購入の際に、 事前にネットで調べる。 ◎調査対象の1/3は、ペット用日用品の購入の際に、 事前にネットで調べる。 ◎調査対象の39%は、赤ちゃん用日用品の購入の際に、 事前にネットで調べる。 ◎調査対象の62%は、買い物のうち半分で、 事前にネットで調べる。 これまで、家電のような高価な商品を購入する場合に、 ネットで事前に調べるとされていた。 それは、値段の高さゆえに失敗したくないからである。 購入して実際に使っている人の評価を見れば、 消費者から見たその用品の良し悪しがわかる。 広告は、その商品の良さしか伝えないために、 広告を鵜呑みにして商品を購入すれば、 思わぬ欠点に遭遇しかねない。 だから、中立の立場で伝える商品の評価を見て、 何を買うのかを決めるようになる。 この消費行動が、食品や日用雑貨にも広がっている。 家電などと比べて値段は安いが、 値段が安くても損をしたくない。 消費者がこのような賢い行動を取るきっかけになったのは、 景気後退だろう。 給料が下がるなかこれまでと同等の生活をしようとすれば、 価格に敏感にならざるを得ない。 記事によれば、80%の女性があらゆるもので これまで以上に価格を見るようになったという。 日用品にまで広がった購入前のネット調査は、 企業のマーケティング方法に変化を余儀なくさせる。 これまでは、店内で目立てばカゴに入れてもらえていた。 しかし、これからは事前のネット調査で選んでもらう 必要がある。 お店に入る前に、欲しい物リストに入れてもらえないと、 店内でいくら目立っても選んでもらえない。 よって、ネットを見て選んでもらえるような マーケティングを企業は行わなければならなくなる。 その手法として、 1.ブログやソーシャルメディアで消費者に取り上げてもらう 2.レビューサイトで消費者に評価を書いてもらう 3.通販サイトでキャンペーンを行う 4.ネットチラシに載せてもらう 5.オンラインクーポンを発行する が記事で紹介されている。 ネット上での露出を高めるための手法だが、 一番重要なのは、消費者にその味や使用感を紹介してもらうこと。 1・2をいかに大きくするかが、店舗での販売を 増やすために今後重要になるだろう。 日本に目を向けてみると、 食品や日用雑貨は、スーパーなどの店舗で購入するモノであり、 ネット通販の商材ではなかったため、 ネットでのマーケティングがあまりなされてこなかった。 企業の存在を証明するために、 企業サイトを持っているだけの企業も多く、 更新がほとんどされていない企業サイトもあるほどだ。 しかし、ネット通販がさらに普及すれば、 購入前に商品について調べるというネット通販では当たり前の行動が、 店舗で購入する場合にも行われるようになる可能性は高い。 ネットでの露出を高めて、いかに消費者に取り上げてもらうか。 店内プロモーションも重要だが、 ネット上のマーケティングの重要性が増すように思える。 *************************** 《今回のヒントのまとめ》                                        1)家電などの高額品に見られた購入前のネット調査が、 食品や日常雑貨などの購入の際にも見られるようになった。 2)これは、景気後退によって、 値段の安いものでも失敗したくないという 感情が強くなったからであろう。 3)事前調査によって買い物リストに入らなければ、 店内プロモーションでいくら目立っても選んでもらえないため、 ネット上での露出を高めることが重要である。 4)その方法として、ブログやソーシャルメディアで 取り上げてもらったり、通販サイトやネットチラシで プロモーションを行ったり、オンラインクーポンを発行したり、 などがある。 5)ネット通販の普及が進む日本でも、 購入前のネット調査が、店舗での購入の際に行われる 可能性は高い。店内プロモーションも重要だが、 それを活かすためにも、ネット上のマーケティングが より重要になるだろう。 *************************** 6)おすすめ商品・サービス  ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 一番新しい記事は、 【ニュース】ポルトガルのマデイラワイン、甘さと古さで注目。 http://wine.ryotarotakao.com/archives/664 です。 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 こんばんは、高尾です。 デパ地下や大きなスーパーに行くと、 被災した東北を応援するためのプロモーションを 目にすることがよくあります。 単に自分の欲望のためのモノを買うのではなく、 せっかく買うのだから人助けがしない。 このようなニーズが定着すると、 消費者による商品選択が変わり、 その結果、企業によるマーケティング活動も 変化を余儀なくされるように思えます。 その前提として、「この商品は何なのか?」について 消費者に伝えることが求められます。 高尾亮太朗のfacebook⇒ http://www.facebook.com  (アカウントは、ryotarotakaoです。) 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ryotarotakao 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。 ⇒ tryotaro1975@aol.com メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。 私もごく少ない部数の時に、 いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、 今回は私が恩返しします! メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら ⇒ tryotaro1975@aol.com 今日の反省などについては、このブログを ⇒ http://ameblo.jp/caferics/ メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、 できればコメントお願いします。 http://wsj.jugem.jp/ 当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、 補償はいたしかねますので、ご了承ください。 また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると 思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。
| 高尾亮太朗 | 食品 | 19:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【449号】米食品大手ゼネラルミズル、グルーポンでの購入をリピート購入につなげる秀逸な工夫。
 

※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース


1)見出し

General Mills Offers Groupon Deal in Two Cities

【出典】

http://goo.gl/q5SQs


You are delicious fiber-one oats & caramel bar!



2)要約
米食品大手のゼネラルミルズ社は、
グルーポンを活用して時間限定の特売を行った。
消費財大手企業がグルーポンを活用したのは、
これが最初となる。

この特売は、ミネアポリスとサンフランシスコ限定で、

ゼネラルミルズの商品12種類の通常価格の半額で販売し、
商品と15ドルのクーポンブックを購入者に送る
というものであった。
その日遅くには、総5000個が完売したので、
売れ行きは上々とのこと。

ゼネラルミルズは、グルーポンを使ったこの販売を、

サンプリングの一種として活用し、
今回の購入がリピート購入につながることを
期待している。

3)キーとなる英文

It is the first large consumer-products company to
test the waters with the popular daily discount
website, and early results are promising.

4)キーとなる英文の和訳

これは、人気の1日限定特売サイトを試験的に利用した
初めての大手消費財企業の事例であり、
今のところその結果は上々である。

5)気になる単語・表現

waters  名詞      領域
promise 自動詞     見込みがある、有望である
※直訳すると、
「それは、人気の日刊特売サイトと其の領域をテストした
最初の大手消費財企業であり、早く出た結果は有望だ。」
となる。

6)今日のヒント

グルーポンが提供するサービスとは、
◎一日限定販売のクーポンを販売。
◎クーポンは一定数量売れないと、販売されない。
という特徴を持つ。これまでこのサービスを
利用してきた企業は、店舗を持つ小売店や
飲食店・その他サービス業であった。
なので、ゼネラルミルズは、
グルーポンを活用した大手消費財メーカーということになる。

グルーポンを活用するメリットは、

1)一定数量売れなければ経費が生じないため、
お金を掛ければ必ず売上があがる。
2)店舗型企業は従業員の給料や家賃など固定費が高いために、
安く売っても追加で発生する経費が売上に比べて小さい。
3)安く提供しても一度試してもらうことにより、
再来店につながりやすい。
の三点。なので、ゼネラルミズルも、
このメリットを享受できるからグルーポンを活用したと予測できる



ゼネラルミルズのメリットを具体的に見ると、

1)売上につながる保証のないテレビCMや雑誌広告とは違い、
費用を掛ければ必ず売上につながる。
2)製造業は工場など固定費の高い業態のため、
安く売ってでも稼働率を高めることができれば、
コストダウンにつながる。
3)一度食べてもらうことにより、
リピート購入につながりやすい。
となる。

記事では、

「グルーポン利用の目的は、商品のトライアル・浸透を促し、
リピート購入してもらうこと。」
と伝えられているように、ゼネラルミルズにとっては
3のメリットが一番大きいようだ。
つまり、リピート購入につながらなければ、
目的は達成されないことになる。

グルーポンで買った消費者が、

また商品を買ったかどうかわからなければ、
リピートしたかどうかはわからない。
その判別の方法として、
15ドルのクーポンブックの存在がある。

実物を見たわけではないが、

このクーポンブックにはグルーポンで送った
ことがわかる印や番号が振られていることだろう。
このクーポンがスーパーで使われ、
ゼネラルミルズが回収すれば、
グルーポンでの購入者のうちどの程度の人が
リピートしたかがわかる。
このクーポンブックを半額の商品と一緒に送ったところが、
ゼネラルミルズの大きな工夫である。

記事では、グルーポンへの批判についても書かれてある。

つまり、IPOを目指すほど業績が急拡大するグルーポンだが、
グルーポンを活用した企業の一部から
割引額・グルーポンへの手数料を考えると
割に合わないという声もある。

大きな割引クーポンを販売したお客さんが、

週末などの掻き入れ時に大量にお店に来られれば、
他のお客さんが通常価格でお店を使えなくなる。
この販売ロスと特価販売、
さらにリピートにつながらないとなれば、
お店には何のメリットもない。
批判が出るのも当然だろう。

このような悲劇を避けるために、

リピート購入につながる秀逸な工夫を行った
ゼネラルミルズ。
単に媒体の言うままに広告やクーポンを
発行するのではなく、自社の目的が
達成できる工夫をすることが、いかに重要かがわかる。

***************************

《今回のヒントのまとめ》

1)ゼネラルミルズは、大手消費財企業として初めて、

グルーポンを活用した。

2)グルーポンには、費用をかければ売上に

必ずつながるなど、広告にはメリットがある。

3)ただ、リピート購入につながらなければ、

割に合わない。そのため、
グルーポンを利用した企業で、
結局損したと批判する企業もある。

4)ゼネラルミルズは、半額で販売した商品と

一緒に割引クーポンを発送することによって、
リピート購入につなげる工夫をしている。

5)単に媒体の言うままに、広告やクーポンを

発行するのではなく、自社の目的が達成できるような
工夫をすることが、大変重要である。

***************************



6)おすすめ商品・サービス


◎Winecarte 簡単ワインの選び方

一番新しい記事は、

【ニュース】ポルトガルのマデイラワイン、甘さと古さで注目。

http://wine.ryotarotakao.com/archives/664


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編集後記

こんばんは、高尾です。
グルーポン型クーポンサイトは相当儲かるようで、
グーグルも新規参入するようです。
アマゾンもクーポン発行企業大手を買収しました。
クーポンは、お店への集客を促す仕組み。
クーポンサイト人気は、集客がお店にとって
依然大きな問題であることを物語っています。

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| 高尾亮太朗 | 食品 | 16:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【448号】ベストバイの大型店戦略転換の背後には、スマートフォンの普及あり。
 
※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し 
Best Buy to Shrink 'Big Box' Store Strategy 

【出典】
http://goo.gl/8jTdw

Best Buy UK to celebrate launches with Alesha Dixon



2)要約 家電量販店大手のベストバイ社は、低迷する株価を引き上げるため、 大型店戦略を転換し、スマートフォンに特化した小型店を 積極的に出店すると発表した。 ベストバイは、90年代・2000年代に家電商品と 音楽などのエンターテイメント商品の品揃えを 強化した大型店を拡大した。 しかし、品揃えではアマゾンドットコム社などのネット通販企業に負け、 さらに音楽や映画などのエンターテイメント商品は ダウンロード販売が主流になり、大型店の魅力が大幅に薄れた。 また、これまで量販店で販売していたGPS機器やデジタルカメラなどは、 スマートフォンの機能に取って変わられ、さらに、 パソコンなどの一般的な家電商品のコモディティー化が進んだ。 ベストバイは、既存の大型店と今後出店する小型店、 それに技術サポートサービス・ネット通販の複数の販売チャネルを提供し、 独自性を出そうともしている。 3)キーとなる英文 Best Buy Co. plans to shrink its U.S. big-box square footage by 10% as it seeks to reassure skeptical investors that it is adapting to swift changes in store retailing and positioning itself to aggressively compete online against Amazon.com Inc. 4)キーとなる英文の和訳 ベストバイ社は、アメリカの大型店の四方の長さを 10%縮小する予定であると発表した。 それは、小売店舗の変革を早め、アマゾンドットコム社に対して ネット上で積極的に対抗する企業であると、 懐疑的な投資家を安心させようとするためである。 5)気になる単語・表現 square 名詞 四方 footage 名詞 長さ;フィート数 reassure 他動詞 〜に〜と安心させる 6)今日のヒント ベストバイが、大型店から小型店重視に方針を転換した背景には、 ネット通販とスマートフォンの普及がある。 アマゾンのようなネット通販では、 サイトに商品を掲載するだけで商品点数を増やすことができる。 点数を増やすコストは、掲載する手間だけで、 店舗で販売アイテムを増やすことと比較すると、 コストは微々たるものだろう。在庫の問題がないわけではないが、 メーカー直送や取り寄せにすることで、そのハードルは低くなる。 また、アップルのアイチューンズのように、 音楽や映画がデータという形で販売されることが主流になると、 パッケージ販売は大きな打撃となる。 データの場合は、ダウンロードという形を取り、 送料が掛からないのに対し、パッケージ販売は送料がかかるからである。 これが価格差につながり、利便性と経済性により、 データのダウンロード販売がパッケージ販売を凌駕することになる。 この結果、品揃えの大きさを武器とするベストバイの大型店の魅力は薄れる。 しかし、これだけにとどまらず、スマートフォンの影響も受けるようになる。 記事には、シスコスシステムズ社の携帯型ビデオカメラ撤退についても 触れられていた。フリップ(Flip)という携帯型ビデオカメラを シスコシステムズは販売していたが、販売不振により撤退するという。 この背後に、スマートフォンの普及がある。 スマートフォンには、様々な機能がある。 その一つに動画撮影機能がある。この機能により、 フリップのような携帯型ビデオカメラが、 スマートフォンに取って変わられ、 携帯型ビデオカメラが売れなくなったのである。 同じことが家電商品全般に起こり、 ベストバイなどの家電量販店の売上が低迷することになった。 これはベストバイだけでなく、 ウォールマートの家電売場でも起こっており、 ウォールマートも家電売り場の面積を縮小する方針でいるという。 スマートフォン人気が高まると、 家電量販店にとっては一見追い風のように思える。 しかし、家電を一つの機能と捉えると、 その機能をスマートフォンが提供することにより、 スマートフォンが家電の売上を奪うことになる。 機能とは、ユーザーが享受するベネフィット。 新しい商品(モノ・サービス)の出現は、 既存のベネフィットを代替する可能性がある。 パッと見ると、自社が提供する商品や自社が属する業界に 関係がないかもしれない新商品も、 ベストバイの事例ようにマイナスインパクトになる可能性がある。 その商品がどんなベネフィットを提供するのか。 そして、そのベネフィットによって、 自社はどんな影響を受けるのか。これらを分析することは大変重要である。 *************************** 《今回のヒントのまとめ》                                        1)ベストバイは、大型店戦略を転換し、 スマートフォンに特化した小型店を今後急速に増やす方針でいる。 2)この戦略転換の背後には、スマートフォンの普及がある。 既存の家電が提供していた機能(ベネフィット)を、 スマートフォンが提供することにより、 既存の家電が売れなくなり、大型店の魅力が薄れたからである。 3)スマートフォンのような新商品(サービス含む)は、 自社の商品や自社が属する業界とは、 一見関係ないように思えるかもしれない。 しかし、新商品が提供するベネフィットを考えると、 どのようなインパクトを与えるのかが、わかるようになる。 この分析は、大変重要である。 *************************** 6)おすすめ商品・サービス  ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 一番新しい記事は、 今お店が一番売りたい価格帯は、15ドルから20ドル。 http://wine.ryotarotakao.com/archives/639 です。 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 こんばんは、高尾です。 アメリカに住んでいる頃、 一度だけベストバイに行ったことがあります。 ただ、あまり魅力を感じることがなかった記憶があります。 価格で言えばウォールマートが低いし、 パソコンの品揃えで言えば専門店の方が上のように思えました。 スマートフォンに特化した小型店で思い浮かぶのは、 家電量販店の携帯電話売場。 サービスを強化しないと、 ネット通販との価格競争に陥るようにも思えます。 高尾亮太朗のfacebook⇒ http://www.facebook.com  (アカウントは、ryotarotakaoです。) 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ryotarotakao 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。 ⇒ tryotaro1975@aol.com メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。 私もごく少ない部数の時に、 いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、 今回は私が恩返しします! メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら ⇒ tryotaro1975@aol.com 今日の反省などについては、このブログを ⇒ http://ameblo.jp/caferics/ メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、 できればコメントお願いします。 http://wsj.jugem.jp/ 当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、 補償はいたしかねますので、ご了承ください。 また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると 思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。
| 高尾亮太朗 | 小売業 | 18:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【447号】マックカフェの低価格コーヒーに負けない方法
 

※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース


1)見出し

Tracking the Loyalty of Coffee Drinkers

【出典】

http://goo.gl/mxXzD


For Mr. Weeney



2)要約
市場調査会社カスタマーDNA社が行った
消費者のコーヒーチェーンに対するロイヤリティ調査によると、
マクドナルドの顧客は、

ダンキンドーナツやスターバックスの顧客よりも、
マクドナルドを利用する比率が高いという。
つまり、マクドナルドの顧客は、
他チェーンに浮気をすることが少なく、
マクドナルドへの忠誠心が高いことになる。

この理由は、マクドナルドのコーヒーの値段が、

ダンキンドーナツやスターバックスよりも安いからである。

コーヒーチェーンにとって、

顧客のロイヤリティを高めることは、
ますます重要になっている。
それは、店舗を拡大する余地が少なく、
景気悪化の影響で集客が難しくなり、
また原材料コストが上がっているので、
シェアを拡大することでしか収益を伸ばすことができないからである。

3)キーとなる英文

Fickle coffee drinkers are most loyal to
a purveyor better known for burgers, a new study found.

4)キーとなる英文の和訳

新たな調査によると、気が変わりやすいコーヒー愛飲者は、
ハンバーガーで有名なレストランに最も高い忠誠心
を抱いているという。

5)気になる単語・表現

fickle  形容詞     気まぐれの、変わりやすい
purveyor        名詞      調達人、御用達業者

6)今日のヒント

カスタマーDNA(CustomerDNA LCC)社の調査について詳しく書くと、
◎調査方法→15000人のファーストフード利用客を対象に、
コーヒーと外で食べる朝食について質問した。
対象のファーストフードチェーンは、
ダンキンドーナツ・スターバックス・マクドナルド。
◎調査結果
→ダンキンドーナツ・スターバックスをよく利用する顧客の53%が、
マクドナルドも利用する。
→マクドナルドをよく利用する顧客の29%が、
ダンキンドーナツやスターバックスも利用する。
となる。

ダンキンドーナツ・スターバックスの顧客の約半数が、

マクドナルドに浮気しているのに対し、
マクドナルドの顧客でダンキンドーナツや
スターバックスに浮気をするのは、約三分の一。
マクドナルドの顧客の方が、
マクドナルドへのロイヤリティが高いのがわかる。

その理由は明白で、マクドナルドのコーヒーの方が安いからである。

記事には、スターバックスとマクドナルド二つのお店を利用する
59歳の消費者が紹介されている。
この消費者は、スターバックスのコーヒーの方が好きとしながらも、
5日のうち4日はマクドナルドを利用する。
マクドナルドのコーヒーがより安いことを、
その理由として答えている。

マクドナルドが、ダンキンドーナツやスターバックスと競合するようになったのは、

3年前からである。
マクドナルドが、スペシャルティコーヒーを全国(アメリカ)で発売したことが、
そのきっかけとなっている。
それまで、ダンキンドーナツやスターバックスは、
低価格のスペシャルティコーヒーがコーヒーチェーンで売られるとは、
思いもよらなかったであろう。
マクドナルドの参入という外部環境の変化によって、
顧客の一部が奪われたことになる。

値段で対抗するしか方法がないかというと、

そうではない。コーヒーチェーンは、
顧客に何度もお店に来てもらい、
他のチェーンに行かないようにすれば、
顧客の来店頻度は高まり、収益が向上する。

何度も来てもらうためには、来店動機を持たせる必要がある。

コーヒーを飲みたくなった時に、選んでもらわなくてはならない。
その方法は二つあるだろう。
まずは、記事にも書かれてあるように、
スターバックやダンキンドーナツが導入する
リワードプログラム(reward program)のような、
常連客がメリットを享受できる仕組みを作ることである。
割安でコーヒーが飲めるコーヒーチケットもその一つだろう。
何度もお店に行くことで、経済的に何か得することがあれば、
お店に行こうという気になる。

もう一つは、お店から顧客に向けた情報発信。

例えば、新しいコーヒーメニューを顧客に伝えることによって、
顧客はそのメニュー目当てにお店に来ることになる。
コーヒーショップのように利用頻度の高い店舗の場合、
店舗に対して飽きることが多い。
その結果、違うチェーンに足を運ぼうという気になりかねない。
お店に変化があると、飽きることがないだけでなく、
お店に行くことが楽しみになる。
ただし、この変化を事前に顧客に知らせる必要がある。

他のチェーンに浮気をされないためには、

他のチェーンにはない魅力を持つ必要がある。
それは、差別化によって可能になる。
例えば、ホットコーヒーやカプチーノだけに特化するのもいいし、
パソコンを使いやすいように電源を提供するのもよい。
差別化によって、顧客にベネフィットを提供できれば、
浮気される確率は低くなる。
(できれば、ゼロにしたいが、難しいだろう。)

これらの方法は、コーヒーチェーンのみならず、

レストランなどの店舗運営に活用できるだろう。
特に、今後人口減少が予想される日本では、
顧客の新規開拓が大変難しくなるので、
既存顧客の来店頻度を高め、
他社に奪われないように努める必要がある。

***************************

《今回のヒントのまとめ》

1)市場調査によると、マクドナルドの顧客の方が、

ダンキンドーナツやスターバックの顧客よりも、
お店へのロイヤリティが高く、浮気する確率が高い。

2)その理由は、マクドナルドのコーヒーの方が、

安いからである。

3)ただ、価格で対抗する以外で、

顧客ロイヤリティを高める方法はある。

4)顧客の来店頻度を高め、他店に浮気しないようにすれば、

ロイヤリティを高めることができる。

5)来店頻度を高めるためには、常連客にメリットを与え、

お店の情報を顧客に発信する必要がある。

6)また、他店に奪われないようにするためには、

差別化によって、他店にはない魅力を備える必要がある。

7)これらの方法は、コーヒーショップのみならず、

店舗運営に活用することができる。

***************************



6)おすすめ商品・サービス


◎Winecarte 簡単ワインの選び方

一番新しい記事は、

機内でワインを飲むべきかどうか?

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編集後記

こんばんは、高尾です。
店舗運営以外でも、顧客ロイヤリティを高めることは重要だと思います。
例えば、スーパーで販売されている食品。
売場で競合商品ではなく自社商品を選んでもらうには、
他社にはない魅力を備えるとともに、
リピート購入すれば得になる仕組みを導入し、
商品・会社のことを消費者に知ってもらう必要があります。
特に、差別化と情報発信が重要と思います。
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【446号】職場のお菓子に求められる新たなニーズとは?
 

※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース


1)見出し

The Battle of the Office Candy Jar

【出典】

http://goo.gl/utIU8


Janet's Candy Bowl




2)要約
職場に、チョコレートやキャンディなどが
たっぷり入ったカゴが置かれている事が多い。
このお菓子を食べることによって、
同僚との会話が弾み、それが愛社精神につながる。
また、上司が差し入れするお菓子は、
部門の士気を高める効果がある。

しかし、健康への意識が高い人や減量している人にとっては、

職場のお菓子は大敵である。
実験によれば、お菓子が目に付いて近くにあれば、
特に欲しくもないのについつい食べてしまうという。

このお菓子という環境を克服するために、

お菓子が見えない場所に移動したり、
お菓子を食べることによって増やさざるを得ない運動量を考えたり


糖質ゼロのお菓子や果物を用意するなど、
工夫する人もいる。

3)キーとなる英文

A four-week study of 40 secretaries found that
when candy was visible in a clear, covered dish,
participants ate 2.5 pieces of chocolate on top
of the 3.1 candies they would have eaten had the
chocolates been in an opaque container, according
to the 2006 study in the International Journal of
Obesity.

4)キーとなる英文の和訳

40人の秘書による4週間の研究結果によると、
お菓子が透明のカバーをされたお皿に見える状態にある時、
透明でない入れ物にチョコレートが入っていた場合の3.1個に加えて、
被験者は2.5個余分にチョコレートを食べたという。
この実験は、2006年に国際肥満新聞によって行われている。

5)気になる単語・表現

secretary       名詞      秘書
candy   名詞      お菓子(チョコレートなども含む)
on top of       副詞句     〜に加えて;〜のすぐ後(そば)に
opaque  形容詞     不透明な
obesity 名詞      肥満
journal 名詞      新聞;日記、日誌;雑誌

6)今日のヒント

古い家や選挙事務所などに行くと、
机の上にお菓子が満載のカゴがよくある。
椅子に座ると、そのお菓子を勧められる。
お菓子を食べながら、世間話をすることで、
親睦を深めることができる。甘いものの大きな効用と言えるだろう。

アメリカの職場にも、このようなお菓子が入った

皿のようなものがあるという。
個人意識の強いアメリカで、
このお菓子が横(同僚)とのつながりを作ってくれ、
さらに、縦(上司や部下)とのつながりも強化する。
その結果、愛社精神につながるから、
お菓子が企業業績に与える影響も無視できない。

ただ、問題なのはそのお菓子。記事に掲載されてあるのは、

ツイックス(Twix)やミルキーウェイ(Milky Way)、
ハーシーズ(Hershey’s)などの甘ったるそうなお菓子の画像。
一般的なアメリカの職場では、このような甘さ満点のジャンクフードが
お皿に盛られているのだろう。このようなお菓子を
ついついつまんでいると、太ることを避けられない。

だから、健康への意識が高い人やダイエットをしている人にとっては、

職場のお菓子は大きな問題になる。
このような人は、甘いジャンクフードをできるだけ食べないでいたい。
しかし、目に見える所に、しかも手の届く所にこのようなお菓子があれば、
ついついつまんでしまう。この誘惑を断ち切るのは大変難しく、
お菓子が見えない場所に移る人もいるという。

しかし、先ほど述べたようにお菓子にも効用がある。

つまり、横や縦のつながりを強化して、
愛社精神を高めてくれる。さらに、それが士気につながり、
業績に影響する。
痩せたいからと、一人だけお菓子を食べる場を避けることで、
愛社精神や士気に悪影響が及ぼされかねない。

この問題を解決するのが、糖質ゼロのお菓子や果物など、

ジャンクフードではなないお菓子。お菓子そのものではなく、
同僚や上司と一緒に食べることが重要なので、
甘ったるいジャンクフードである必要はない。
健康意識の高い人やダイエットをしている人のニーズに合致するお菓子があれば、
お菓子を食べる場が壊れないですむ。
低カロリー・糖質ゼロのお菓子が好まれるだろう。

日本でも同じようなニーズがあるかもしれない。

職場で小腹が空いた時にちょっとつまむものでも、
できればカロリーや糖類が少ない方がいい。
ちょっとのつもりが、2個・3個と増えることがあるからである。
日本では、同僚の買ってきたおみやげを職場で食べることが多いならば、
おみやげにもカロリーオフや糖質ゼロなどが求められるかもしれない。
健康志向は、職場で食べるお菓子にも普及するかもしれない。

***************************

《今回のヒントのまとめ》

1)職場で食べるお菓子には、同僚や上司・部下との関係を深める効果がある。

この結果、愛社精神が形成されたり、士気が高まったりして、
業績に影響する。

2)しかし、アメリカの職場で提供されるお菓子は、

ツイックスやハーシーズなどジャンクフードが多く、
健康意識の高い人や減量している人にとっては、
できれば避けたい食べ物である。

3)その結果、糖質ゼロのお菓子や果物などが

お菓子として並ぶことがあるという。

4)日本でも、職場でお菓子を食べることは多い。

健康志向に合致するお菓子(おみやげを含めて)が、
今後求められるかもしれない。

***************************



6)おすすめ商品・サービス


◎       Winecarte 簡単ワインの選び方

一番新しい記事は、

機内でワインを飲むべきかどうか?

http://wine.ryotarotakao.com/archives/632


です。

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編集後記

こんばんは、高尾です。
統一地方選挙の前半戦も終わり、立候補した私の友人二人も無事当選しました。
一人の候補の応援をしていたのですが、選挙運動の大変さを改めて認識しました。
単に、自分の政策を主張するだけでなく、まず認知される必要があります。
認知されるには、できるだけ多くの有権者と会わなければなりません。
これは営業活動でも同じこと。
できるだけ多くの見込客を集客して、商品を知ってもらい、その良さを理解してもらう。
その先に、購入があります。
選挙と営業の違いは、ユーザーが得られる効用とその効用から発生する収益。
私には、営業の方が向いていますね。

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感謝・感謝・感謝です!

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| 高尾亮太朗 | 食品 | 12:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【445号】グーグルが導入するソーシャルサーチ、企業への影響とは?
 
※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し 
Google Seeks Answer to Facebook With 'Social Search' 
 
【出典】
http://goo.gl/PZJRy


Google:what?u dont know?




2)要約 グーグルは、検索エンジンにソーシャル機能を追加することを計画している。 具体的な機能は、検索サービスのユーザーが、 有益な検索結果をその友人におすすめできる機能と、 ユーザーやその友人の評価によって、 検索結果を並べ変える機能である。 グーグルがソーシャル機能を検索エンジンに組み込むの、 ソーシャルネットワーク最大手のフェースブックが 潜在的な脅威になりつつあるからである。 ソーシャル機能により、グーグルの主要収益源である インターネット広告事業をさらに拡大させる。 これまでにもグーグルは、 動画配信サービスのユーチューブや 画像サービスのピカサなどの自社サービスに、 ソーシャル機能を組み込んできた。 これらのソーシャル化したサービスをつなげて、 フェースブックに対抗できるソーシャルネットワークの提供を目指している。 3)キーとなる英文 Google Inc., going on the offensive to preempt social-networking companies such as Facebook Inc., plans to allow users of its Web-search engine to recommend useful search results and potentially reorder the way sites are ranked based on what users and their friends like or find useful. 4)キーとなる英文の和訳 フェースブック社のようなソーシャルネットワーク企業に対し、 積極的に先手を打つグーグル社は、 ウェブ検索エンジンユーザーが有益な検索結果を推奨でき、 そして将来には、ユーザーとその友人の好みや評価に基づいて、 検索順位を並び替えられるようなサービス提供を計画している。 5)気になる単語・表現 offesive 名詞 攻撃 preempt 他動詞 〜を先買権によって取得する;〜を先取りする;〜に取って代わる ※basedは、reorderにかかる副詞的な意味を持つ過去分詞。 6)今日のヒント グーグルの新しいソーシャル機能は、 プラスワン(+1)と呼ばれる。 これまでの検索結果は、 数学的なアルゴリズムで順位が決まっていたが、 このサービスによって、 自分や友人の評価によって順位が決まるという。 ただし、これまでのアルゴリズムが 全く機能しなくなるのではなく、 ユーザーが、ソーシャル機能を組み込むかどうか 決められるという。 記事によるとプラスワンは、 フェースブックのいいね(Like)ボタンに似ている。 検索結果画面上のサイトに、プラスワンのボタンを設置し、 このボタンをクリックすることで、 そのサイトがおすすめであることを表すことができる。 恐らく、クリックした友人の数が検索結果の順位を 決めることになるのだろう。 さらに今後、ブログを含めたウェブサイトにも プラスボタンを設置するという。 これは、まさにいいねボタンとバッティングする。 いいねボタンをクリックしたサイトや記事が、 フェースブック上の友人と共有されるのに対し、 プラスワンの場合は、検索結果上で共有される。 プラスワンがどの程度ユーザーに選択されるかわからないが、 ソーシャルサービスであるフェースブックや ツイッターのユーザー数・アクセス数を見ると、 ユーザーがプラスワンを好む傾向にあるのは明白。 プラスワンは、検索順位に影響を与え、 サイトへのアクセスにも影響を与えることになる。 企業に対するプラワンの影響を考えてみたい。 プラスワンが普及すればするほど、 これまでのSEOサービス(検索順位を技術的に上げるサービス) の重要性が低くなる。 逆に、プラスワンボタンを押してもらえる情報を 発信できるかどうかが、重要になる。 もちろん、ホームページを開設しただけで 更新をあまりしていないサイトは、 情報の鮮度が低いという意味で、 プラスワンボタンを押してもらえることはほとんどないだろう。 さらに、質の伴わない更新の場合、 情報の有益さという点で評価は低くなる。 この結果、企業の情報発信能力の格差が、 サイトアクセスに如実に表れるように思える。 プラスワンを紹介した動画 http://goo.gl/AuhRS *************************** 《今回のヒントのまとめ》                                        1)グーグルは、フェースブックへの対抗策として、 検索エンジンサービスにソーシャル機能を付加する予定でいる。 この機能は、プラスワンと呼ばれる。 2)プラスワンによって、 ユーザーは友人におすすめのサイトを知らせることができ、 将来的にはその評価によって検索順位が並び変わるという。 3)プラスワンによる検索順位を取るか従来の検索順位を取るかは、 ユーザーによって選択できるが、ツ イッター・フェースブック人気を見ると、 プラスワンが選ばれる可能性は高い。 4)企業が受けるプラスワンの影響は、 サイトに掲載される情報の質によって検索順位が変わることである。 情報発信能力が、アクセス数に如実に表れるようになるだろう。 *************************** 6)おすすめ商品・サービス  ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 一番新しい記事は、 アメリカでジンファンデルが飲まれなくなった理由とは? http://wine.ryotarotakao.com/archives/628 です。 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 こんばんは、高尾です。 今回は予約配信です。 プラスワンに似たサービスとして、 ソーシャルブックマークがあります。 私は、デリシャス(Delicious!)を愛用していますが、 友人とシェアするというよりも備忘録という意味合いがかなり強い。 デリシャスを使っている友人を知らないのが、 その大きな要因です。 グーグルのプラスワンは、 デリシャスにソーシャル機能・検索サービスを加えたもの と言えるでしょうか。 ブックマークしたサイトが検索結果上位に表れるならば、 かなり実用性が高くなると思います。 使ってみたくなりました。 (ちなみに、グーグルブックマークには、ソーシャル機能はありません。) Delicious!  http://www.delicious.com/ グーグルブックマーク https://www.google.com/bookmarks/?hl=ja 高尾亮太朗のfacebook⇒ http://www.facebook.com  (アカウントは、ryotarotakaoです。) 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ryotarotakao 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。 ⇒ tryotaro1975@aol.com メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。 私もごく少ない部数の時に、 いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、 今回は私が恩返しします! メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら ⇒ tryotaro1975@aol.com 今日の反省などについては、このブログを ⇒ http://ameblo.jp/caferics/ メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、 できればコメントお願いします。 http://wsj.jugem.jp/ 当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、 補償はいたしかねますので、ご了承ください。 また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると 思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。
| 高尾亮太朗 | ネット | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【444号】ビール大手アンハイザー・ブッシュが中小ビールメーカーを買収する理由とは?
 
※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し 
Anheuser Buys Small Brewer as Busch Family Tie Is Cut 
 
【出典】
http://goo.gl/xHmG2


Lazy Saturday




2)要約 ビール大手アンハイザー・ブッシュインベブの米国部門は、 シカゴの中小ビールメーカーのグースアイランドビール社を 買収することで、合意した。買収金額は3,880万ドル。 グースアイランドは、成長著しいシカゴのビール醸造企業で、 高級地ビールを製造している。 アンハイザー・ブッシュが、高級ビールへの投資を進めるのは、 消費者の中で中小の地ビール需要が高まっているからである。 地ビールは、アメリカのビール全体の売上数量の5%に過ぎないが、 昨年は売上数量を11%も伸びている。 一方、ビール市場全体では、1%減少している。 この要因の一つは、高い失業率が、大衆向けビールの消費を 抑制したからである。 地ビールに注目するは、アンハイザー・ブッシュだけではない。 アメリカ第二位のミラークアーズ社も、地ビールを扱う子会社を設立している。 3)キーとなる英文 The Budweiser maker has been seeking to capitalize on rising consumer demand for small-batch "craft" beers and other high-margin brews, amid tepid sales of mass-market lagers. 4)キーとなる英文の和訳 バドワイザーを製造するアンハイザー・ブッシュは、 小ロットで醸造する地ビールやその他の利益率の高い ビールへの消費者の需要の高まりへ対応することで、 売上を伸ばそうと努めてきた。 一方で、大衆向けのビールは、売上が冷めた状態である。 5)気になる単語・表現 capitalize on 自動詞句 〜につけ込む tepid 形容詞 生ぬるい、熱意のない 6)今日のヒント アンハイザー・ブッシュの高級ビールへの投資は、 グースアイランド買収にだけではない。 ベルギー製のステラアートイス、ランズシャークラガーなどの 高級ビールの広告費を、今年10%以上増やすなど、 高級ビールへのシフトを進めている。 アンハイザー・ブッシュが高級ビールへの投資を進めるのは、 高級ビールの売上が伸びているからである。 数量ベースでの市場規模は小さいものの、 二桁増の成長率は魅力的である。 さらに、高級ビールは、高単価・高利益率のため、 大きな売上数量を稼げなくとも売上金額を稼ぐことはできる。 また、高級ビールを飲む層も、ビールメーカーにとっては魅力的である。 大衆向けのビールよりももともと価格が高いので、 価格でブランドをスイッチするような消費者ではない。 よって、価格競争は起こりにくく、 購入してそのブランドを気に入ったならば、 続けてそのブランドを購入する可能性は極めて高い。 極めてリピーターになりやすい消費者である。 リピート購入を促すよりも、 新規顧客を獲得する費用がずっと高い(一説には約5倍高い)ことを考えると、 メーカーにとってはこの層への販売は大変魅力的である。 アンハイザー・ブッシュ米国部門の売上数量は、 昨年3%減少しているが、増益で終わっている。 その要因は、記事によると値上げと経費削減という。 この値上げには、これまで大衆ビールを飲んでいた消費者を 地ビールやその他高級ビールにシフトすることによって、 商品単価を引き上げたことも含まれているであろう。 高級ビールの広告費を増やす目的は、この高級ビールへのシフトを、 さらに推し進めることである。 食品・飲料・アルコール製造業は、 大量生産することによって一つあたりのコストを下げ、 低価格での提供を可能にさせる一種の装置産業である。 そのため、マス市場向けの商品の販売がこれまでの中心であった。 しかし、経済が成熟化すると、モノがあふれるようになり、 マス市場向けの商品は売れなくなる。その結果が価格競争だ。 一方で、成熟化は、消費者ニーズを多様にさせる。 ニーズに叶う商品を提供すれば、値段が高くても売れる。 多様化することで市場規模は小さくなるが、 高単価・高利益率のため商売としては成り立つ。 だからこそ、アンハイザー・ブッシュは、 地ビールメーカーを買収したのだろう。 アンハイザー・ブッシュのような大手メーカーが、 多様化したニーズに対応するために、 地ビールのような尖った商品を扱い出したことは、 これまで中小企業が戦っていたフィールドに、 大手メーカーが入ってきたことを意味する。 中小企業にとっては大きな脅威であるが、 尖った商品を愛用する顧客とのつながりが強ければ、 恐れることはないだろう。 逆に、コミュニケーションを通じた企業・顧客間のつながりが、 今後重要になる。 アンハイザー・ブッシュのオフィシャルサイト http://www.anheuser-busch.com/ グースアイランドのオフィシャルサイト http://www.gooseisland.com/pages/home/56.php *************************** 《今回のヒントのまとめ》                                        1)アンハイザー・ブッシュは、 シカゴの地ビールメーカー・グースアイランドを買収した。 2)その理由は、地ビールやその他高級ビールの需要が 高まっているからである。 また、これらのビールが高単価・高利益率であることも、 買収の一因である。 3)一方、これまでアンハイザー・ブッシュの強みであった 大衆向けのビールは、失業率の高止まりなどで、 売上数量を減少している。 4)今回の買収は、消費が多様化する成熟経済への対応として、 大手メーカーが、大衆向けの商品にはない尖った商品の販売に 力を入れたことを意味する。 5)尖った商品はこれまで中小企業が強みとしていたので、 大企業がそのフィールドに参入してきたことを意味する。 ただし、顧客とのつながりが強ければ、 恐れることはないだろう。 *************************** 6)おすすめ商品・サービス  ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 一番新しい記事は、 アメリカでジンファンデルが飲まれなくなった理由とは? http://wine.ryotarotakao.com/archives/628 です。 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、 ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 こんばんは、高尾です。 今回は予約配信です。 今頃、とあるキャンペーンに参加していることでしょう。 久しぶりの参加なのですが、精一杯やって楽しもうと思います。 また、人が大勢集まる企画なので、 この企画により新たなニーズを読み取れるかもしれません。 何のキャンペーンなの? という疑問があるかもしれませんが、これ以上は明かせません。 申し訳ないです。 高尾亮太朗のfacebook⇒ http://www.facebook.com  (アカウントは、ryotarotakaoです。) 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ryotarotakao 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。 ⇒ tryotaro1975@aol.com メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。 私もごく少ない部数の時に、 いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、 今回は私が恩返しします! メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら ⇒ tryotaro1975@aol.com 今日の反省などについては、このブログを ⇒ http://ameblo.jp/caferics/ メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、 できればコメントお願いします。 http://wsj.jugem.jp/ 当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、 補償はいたしかねますので、ご了承ください。 また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると 思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。
| 高尾亮太朗 | 食品 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
【443号】ウェブ動画サービスが視聴者集めに行っている工夫は、サイト集客の参考になる。
 
※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し 
Building Loyalty on Web 
【出典】
http://goo.gl/2L8rt


What's up with Hulu today?



2)要約 ウェブでオリジナル動画を放送している企業は、 いかに視聴者を集めるかで頭を悩ましている。 特に、動画を定期的に見てくれる常連客のような 視聴者を獲得することは、大変難しい。 この難題を解決するために、 動画を作成する企業は次のような工夫を行っている。 まず、テレビ番組のように、 特定の週・時間に動画の新作プロモーションを流している。 これにより、その動画シリーズを見ることが 習慣付けられるからである。 また、このプロモーションを、 複数の媒体にまたがって同時に行うという工夫も行われている。 新興企業に見られるのは、ソーシャルメディアの利用である。 ツイッターやユーチューブを使うことで、 自分のフォロワーに、代弁者として動画の新作を 伝えてもらうことができる。 また、同じ俳優を動画に起用する企業もある。 これによって、シリーズのように過去の動画の 視聴者を引き継ぐことができる。 また、ブランド化することで企業スポンサーも付きやすい。 3)キーとなる英文 Companies rushing to develop original video series for the Web are scrambling to solve one of the industry's biggest problems: building an audience. 4)キーとなる英文の和訳 ウェブ用のオリジナル動画シリーズ作成に忙しい企業は、 我さきに最も大きな問題の一つを解決しようと努めている。 その問題とは、いかに視聴者を獲得するかという問題である。 5)気になる単語・表現 rush 自動詞 〜へ急いで送る、〜を性急にする scramble 自動詞 〜をよじ登る、〜しようと先を争う 6)今日のヒント インターネット上でこれだけコンテンツが増えると、 たとえ無料でもアクセスを集めるのは大変難しくなる。 今回は、動画サービスの集客の話。 ネット上で動画のプロモーションを行い、 本編を見てもらおうと、各社苦労している。 例えば、動画サービスのフールー(Hulu)は、 アニメーションシリーズ「トレイラートラッシュ(Trailer Trash)」 の視聴者を集めるために、ハドサンメディア(Hudsun Media)という サイトを選んだ。 このサイトでは、フールーで放映する前に 新作のプロモーション動画を流している。 本編を放映する曜日と同じ月曜日に流すことで、 プロモーション動画を見る習慣を持ってもらおうとしている。 さらに、ユーチューブの人気投稿者である フィリップドフランコ(Philip DeFranco)を、 そのプロモーション動画に出演させ、一貫性を保とうとしている。 視聴者を集める施策の共通点は、 1プロモーション動画を流す曜日・時間を固定する。 2ソーシャルメディアを活用する。 3各種媒体で流すプロモーション動画に同じ人物を起用するなど、 一貫性を持たせる。 となる。 この施策は、企業サイトやブランドサイトなどの、 企業が消費者とコミュニケーションするためのサイトにも 参考になるだろう。例えば、 1更新する頻度を一定にする。 2ツイッターやフェースブックなどで、 新商品情報を公開したり、 質問を受付たりする。 3各種媒体に掲載する広告やサイトのデザインなどに、 一貫性を持たせる。 となるだろうか。更新頻度を一定にすることで、 そのサイトを訪問しようという気になる。 そして、ソーシャルメディアでの活動を見ることで、 企業に対して信頼を抱くようになる。 デザインを統一することで、ブランドイメージが より強固なものとなる。 ただ、上記3つのことが行われている企業はまだまだ少ない。 サイトを持った、IDを作った、広告を打ったにとどまっている。 逆に考えれば、それだけ改良の余地があると言える。 Huluのオフィシャルサイト http://www.hulu.com/ Hudsun Mediaのオフィシャルサイト http://www.hudsunmedia.com/home.aspx *************************** 《今回のヒントのまとめ》                                        1)ウェブで動画を配信する企業にとって、 その視聴者を獲得することが大きな問題となっている。 2)この問題を解決するために、 動画のプロモーション動画を特定の曜日・時間に流したり、 ソーシャルメディアを活用したり、 プロモーション動画に起用する人物を共通にしたり、している。 3)一般の企業も、その企業サイトやブランドサイトへの アクセス集めに苦労しているので、 動画サービス企業の施策が参考になる。 4)サイト更新頻度を一定にしたり、 フェースブックやツイッターで消費者と情報交換したり、 広告やサイトのデザインを統一したり、 することになるだろう。 5)ただ、このような集客の工夫を行っている企業はまだまだ少なく、 逆に言えば、チャンスでもある。 *************************** 6)おすすめ商品・サービス  ◎Winecarte 簡単ワインの選び方 一番新しい記事は、 ワイングラスは、洗剤で洗うな! http://wine.ryotarotakao.com/archives/624 です。 最近、ワインを勉強しています。 それをアウトプットする意味でも、ワインのサイトを始めました。 焦らず少しずつ作成する予定です。 http://wine.ryotarotakao.com/ 編集後記 こんばんは、高尾です。 今回は予約配信です。 テレビでは、ようやく民間企業のCMがもどってきましたが、 まだまだACのCMが多く感じます。 何度も目するからクレームを付けるのではないですが、 一部これはおかしいと感じるものがあります。 それは、CMの中で流れる「必要でないものは、なるべく買わない。」 というフレーズ。 必要なもの(家電や家具など)はほとんど揃っている人が多いのでは ないでしょうか。 このフレーズを聞くと、欲しいと思うものまで我慢しなきゃいけないのか、 と感じます。 買い溜めはよくありませんが、 かといって欲しい物を我慢する自粛は経済を縮小させるだけ。 このフレーズはやめてほしいと思います。 高尾亮太朗のfacebook⇒ http://www.facebook.com  (アカウントは、ryotarotakaoです。) 高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ryotarotakao 高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com 今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。 感謝・感謝・感謝です! ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。 ⇒ tryotaro1975@aol.com メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。 私もごく少ない部数の時に、 いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、 今回は私が恩返しします! メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら ⇒ tryotaro1975@aol.com 今日の反省などについては、このブログを ⇒ http://ameblo.jp/caferics/ メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、 できればコメントお願いします。 http://wsj.jugem.jp/ 当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、 補償はいたしかねますので、ご了承ください。 また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると 思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。
| 高尾亮太朗 | ネット | 18:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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高尾亮太朗

1975年兵庫県姫路市生まれ。白鳥小学校・淳心学院・駿台予備学校神戸校・早稲田大学政治経済学部に進む。大学進学時に政治家を志し、早大鵬志会に入会。・・・続き
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