英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント

英語がわからなくても最新アメリカビジネス事情を知りたい人、集まれ!
グローバルビジネスマンなら必読の英語新聞「THE WALL STREET JOURNAL(ウォールストリートジャーナル)」。ウォールストリート・ジャーナル研究家の高尾亮太朗が、最新の記事を解説し、起業・ビジネスのヒントを提供いたします。

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【600号】スマホで撮影した画像が広告効果を発揮する理由とは?
 

タコベルの美味しそうなタコス

By theimpulsivebuy


◎本日のニュース

1)見出し
Why Ads Are Imitating the Photos in Your Smartphone

【出典】
http://goo.gl/a93mm


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2)要約
スマートフォンで撮影した画像や動画が、
広告コンテンツとして利用される事例が増えている。
その理由は、スマホで撮影したものを使った広告は
売り込み感が薄く、商品の良さが伝わり易いからである。

従来の広告では、プロのカメラマンがプロのモデルを使って、
広告に使う画像を撮影していた。この手法では、
売り手によって作られた感じが強く、リアリティーが薄い。
これが消費者とブランドに壁を作る。その結果、
派手な雑誌広告やテレビCMは、どんどん見られなくなっている。

スマホで撮影した画像や動画には、
SNSを通じた拡散効果も期待できる。
そのコンテンツが気に入られれば、友人に共有され、
追加コスト無しで各SNSを駆け巡ることになる。

◎キーセンテンスとその翻訳
3)キーとなる英文
As people spend less time looking at glossy magazine ads
 and TV commercials, lifestyle advertising is adopting
 the look and feel of the images consumers find most compelling
―the ones they shoot themselves using smartphone cameras
and then share on websites like Facebook,
Instagram and Pinterest.

4)キーとなる英文の和訳
ファッション雑誌の広告やテレビCMを目にする時間が
少なくなればなるほど、ライフスタイルを提案する広告は、
消費者が最も魅力的に感じる画像の見た目や雰囲気を
採用している。
つまり、それは、消費者自身がスマートフォンのカメラを
使って撮影し、フェイスブックやインスタグラム、
ピンタレストのようなサイトで共有する画像である。

5)気になる単語・表現
compelling形容詞人を引き付ける;強制的な
glossy形容詞光沢のある、つやつやした;もっともらしい;
見掛け倒しの、中身のない
glossy magazine名詞(ファッション誌などの)
カラー写真を多く載せた光沢紙の内容が平凡な豪華な雑誌
adopt他動詞(新しい理論・技術など)を採用する
feel名詞完食、手触り;感じ、雰囲気、印象

◎記事から読み取った今日のヒント
6)ビジネスのヒント
スマホのカメラで撮影した画像や動画を、
広告に採用する事例が増えているという。
日本にはまだ上陸していないだろう。
私はまだ目にしたことがない。

記事で紹介されている事例は以下の通り。
◯バーバリー(Burberry)・コーチ(Coach)・

ティファニー(Tiffany)
→勇名なストリートスタイルの写真家を採用。
フェイスブック(Facebook)やユーチューブ(
YouTube)などで
共有されるデジタル広告キャンペーンを実施。

◯レントザランウェイ(Rent the Runway、
オンラインドレスレンタルサービス)
→ウェブ上の画像には、モデル画像ではなく、
実際に取り扱い商品を来た女性の画像を採用。
(http://www.renttherunway.com/ を見れば一目瞭然。)

◯レベッカミンクオフ(Rebecca Minkoff、アパレル企業)
→雑誌広告にインスタグラム(Instagram)
の画像を採用。
「シュートグラフィー(shoetography)」
というキャンペーンでは、
自分の履いている靴の画像をインスタグラムに投稿する企画を実施


◯タコベル(Taco Bell)
→新メニュー・ドリトスロコスタコス(Doritos Locos Tacos)
のテレビCMでは、インスタグラムと提携。提携のきっかけは、
ドリトスロコスタコスを食べる瞬間の画像が、
インスタグラムに多く投稿されたから。

アパレル・食品など、見た目が購買意欲に影響を与える
商品の広告に、スマホ撮影画像が使われている。

プロのカメラマンによりプロのモデルを使って撮影した画像よりも

スマホで撮った画像の方が費用は安く済むが、
コスト面によりスマホを活用しているのではない。
スマホ撮影画像・動画を活用する理由は、以下の2つである。

1)リアリティのあるコンテンツにより、
商品の本当の魅力が伝わり易いから。
2)SNSに投稿されやすく、口コミ効果が期待できるから。

1に関しては、次の事例が物語っている。
◯同じブランドのネイルラッカー(ネイルを装飾するための塗料)
が、
知名度の高いバーニーズニューヨークと、
知名度で劣るアパレルブランドのアリス+オリヴィアで発売。
iPhoneでアップにして撮影した画像を使ったアリス+
オリヴィアの方が、
プロを使ったバーニーズニューヨークよりも、
多くの支持を受けた。
(この「支持」とは、
実際にはファンシードットコム上のファンシー数。)

◯ランコムパリのユーチューブ動画において、
プロのスポークスモデル・メークアップアーティスト、
高価な製作集団を使った動画は、約15000回視聴された。
一方、ユーチューブファンのメークアップアーティストを使って、
ナイトクラブファッショとの合わせ方を、家庭ビデオのように
撮影した動画は、100万回近く視聴された。

プロが撮影した綺麗な画像・動画よりも、
見た目が自然体の画像・動画の方が、
高い広告効果を獲得している。
プロのコンテンツには、リアリティが無いために、
消費者とブランドの間に壁を作るからである。

2については、いつも身近にあるスマートフォンが、
手軽に撮影・投稿できる機能を提供している点が大きい。
数回タップすれば、気に入ったコンテンツはSNSに投稿でき、
多種多様なSNS上を駆け巡ることになる。
消費者が能動的に行ったことなので、
企業がこの拡散に支払う必要はない。うまくいけば、
費用対効果はかなり高くなる。また、
リアリティのあるコンテンツは信頼されやすいので、
ネット上で共鳴されやすい。そのため、
SNS上で拡散されやすくなる。

これらによってわかるのは、

よりリアリティのある画像・動画の方が、
広告効果が高くなりやすい

ということである。リアリティを出すためには、
本当のユーザーが使っている姿を映せばいい。
消費者と同じ立場に人が登場している広告ならば、
売り込み臭も薄くなるばかりか、逆に親しみが湧いてくる。
見た目の良さよりも、リアリティが求められている。

Rent the Runway http://www.renttherunway.com/
Rebecca Minkoff http://rebeccaminkoff.com/
タコベルのインスタグラム利用CM http://www.youtube.com/tacobell

***************************

《今回のヒントのまとめ》
1)広告にスマホで撮影した画像や動画を使うのは、
リアリティがあり商品の良さが伝わり易いからである
。また、SNS上で拡散される口コミ効果も無視できない。

2)実際、プロが作った画像・動画よりも、
スマホで撮影したものの方が、支持を受けやすい。
それは、売り込み臭が薄く、親しみを感じやすいからである。

3)立派な見た目ではなく、
よりリアリティのある画像や動画を使った広告の方が、
高い効果が期待できるだろう。

*************************

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◎Food @Kobe
昨日は、ベイシェラトン神戸のビールフェスティバルに行く
予定でしたが、台風のために断念。
(本当は別の理由もあるのですが)
行われたんでしょうか?


編集後記
タコベルのユーチューブ動画を見ると、
無性にタコスを食べたくなりました。
タコベルのタコスはおやつですよね?

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今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感謝・感謝・感謝です!
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高尾亮太朗

1975年兵庫県姫路市生まれ。白鳥小学校・淳心学院・駿台予備学校神戸校・早稲田大学政治経済学部に進む。大学進学時に政治家を志し、早大鵬志会に入会。・・・続き
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