英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント

英語がわからなくても最新アメリカビジネス事情を知りたい人、集まれ!
グローバルビジネスマンなら必読の英語新聞「THE WALL STREET JOURNAL(ウォールストリートジャーナル)」。ウォールストリート・ジャーナル研究家の高尾亮太朗が、最新の記事を解説し、起業・ビジネスのヒントを提供いたします。

<< 【431号】トロピカーナピュアプレミアム、パッケージを変更する理由とは? | main | 【433号】ギネスの売上減少、アイルランド危機だけが原因ではなかった。 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - | pookmark |
【432号】ブティックホテルと市場細分化の重要性
 

los angeles : w hollywood hotel



◎本日のニュース

1)見出し 

Hoteliers Build on the Hipness Factor


出典

http://goo.gl/5Dtvk


2)要約

起業家やエンターテイメント業界から、
おしゃれな小型ホテルであるブティックホテルへの参入が、
アメリカで相次いでいる。
例えば、ホテル実業家のイアン・シュレイジャー氏は、
ニューヨークの既存のホテルをブティックホテルへ建て替える予定

である。
また、航空事業やレコード事業を営むヴァージングループは、
アメリカの主要都市でヴァージンブランドのブティックホテルの
建設を予定している。

この新型ホテルは、まだ生まれたばかりの業態なので、

特に決まった名前が付いていない。
マス市場をターゲットにしない小さな意味でブティックホテルと言う人もいれば、
若い流行に敏感な顧客のニーズを満たすという意味でライフスタイルホテルと
呼ぶ人もいる。

ブティックホテルの共通点は、装飾に凝ったバーや一流のレストランを持ち、

ホテルのデザインが斬新なことである。
そのため、通常のホテルよりも建設費が高く付くが、
一方でその利益率は高い。その要因は、レストラン利用者が、
ホテル宿泊客よりも、外部からの顧客の方が多いことにある。

ブティックホテルの参入が相次ぐ一番の要因は、

シェラトンやウェスティンというブランド持つ
スターウッドホテルスアンドリゾーツワールドワイド社(スターウッド)の、
Wブランドが成功したからである。
過去10年で世界中に40軒まで増やしている。

また、景気回復が完全ではないものの、富裕層が、

これまでの落ち着いた雰囲気のホテルに満足していないことも、
大きな要因である。

ただ、ブティックホテルが増えると、

その独創性や稀少性が薄れる可能性が高いのも事実である。
しかし、まだホテル市場全体の3%以下しかシェアがなく、
また成長率が非常に高いことを考えると、今後増えることが予想できる。


3)キーとなる英文

Entrepreneurs and impresarios are racing to develop
a new generation of hotel brands with top-notch restaurants,
thumping bars and lively lobbies to cater to stylish travelers.

4)キーとなる英文の和訳

起業家やエンターテイメント業界から、
一流のレストランや非常に大きなバー、
鮮やかなロビーを持つ新世代のホテルブランドへの参入が
相次いでいる。
このホテル業態は、流行に敏感な旅行者をターゲットとしている。

5)気になる単語・表現

impresario      名詞      興行主、エンターテイナー
thumping        形容詞     非常に大きい
lively  形容詞     陽気な;鮮やかな
cater to        自動詞句    応じる


6)今日のヒント

ブティックホテルと聞いて、思い出したのが日本の星野リゾート。
流行に合わせた都市型のホテルとは全く違うが、
これまでのホテルと違い個性的という点では、
アメリカのブティックホテルと同じだろう。
これまでのホテルでは提供できなかった、
極め細やかなサービスをその売りにしている。

記事にもあるが、景気が回復傾向にあるものの、

ホテル需要はまだ完全には戻っていない。
雇用環境がまだまだ悪いため、
思い切った出費をするにはまだ気が引けるからだろうか。

しかし、富裕層に目を向けてみると、その光景は全く異なる。

アメリカの株価が上昇するに従って、資産が増えると考えると、
その資産は大きく増加していることが予測できるからである。
富裕層のニーズを満たす商品を提供すれば、その価格が高くても、
売れることだろう。

ブティックホテルは、富裕層の中でも、

さらに「流行に敏感」「若い」という特徴で絞り込んだ層を
ターゲットにしている。
日本で言うと、業績好調な若手起業家や大企業の若手管理職あたりだろうか。
同じお金を払うのならば、既存のホテルよりもおしゃれなホテルがいい。
さらに、レストランもゴージャスで、サービスもいいなら、
迷わず買うだろう。この層をターゲットにしたからこそ、
ブティックホテルは成功したと言えるだろう。

新聞やその他マスコミの情報をたよりに市場を大きく捉えると、

ありきたりの商品しかできず、新規参入が難しくなるばかりか、
成功するのは大変難しくなる。
しかし、消費者をより細かな層に分けることによって、
そのニッチ市場のおけるいまだ満たされいないニーズを見つけることができる。
このニーズを満たす商品を提供できれば、
新規参入だとしても成功する可能性は高まるだろう。

ただし、その細分化された市場の、

売上金額ベースの市場規模は熟慮する必要がある。
ブティックホテルも、富裕層をターゲットにしたからこそ、
その高い料金設定でも販売が可能になる。
さらに、顧客数が少なくても、高い料金により固定費を賄うことができる。
単に市場を細分化するだけでなく、
その市場からどの程度の売上を獲得することできるのかを考える必要がある。

***************************

《今回のヒントのまとめ》                                       

1)アメリカでは、小さくておしゃれなブティックホテルの建設が

相次いでいる。

2)このホテルの特徴は、装飾の凝ったバーや一流のレストランなどを持ち、

流行に合ったデザインを持つことである。

3)このブティックホテルが成功した一番の要因は、

ターゲットを流行に敏感な若い富裕層に絞ったことである。

4)マスコミ情報をたよりに市場を観察すると、

節約志向の強いマス市場しかわからず、
流行に敏感な富裕層のニーズを察知することはできないだろう。

5)消費者を細分化することによって、

その層のニーズを発見することができ、
そのニーズを満たす商品を提供することによって、
新規参入が可能になる。

6)ただし、細分化された市場の、

売上金額ベースの市場規模には注意したい。
母集団が小さなだけに、ある程度高い価格設定ができなければ、
固定費を賄えないことになりえるからである。

***************************




6)おすすめ商品・サービス 


Winecarte 簡単ワインの選び方

一番新しい記事は、
ニュージーランド、追加しました。
http://wine.ryotarotakao.com/country/new-zealand

です。
最近、ワインを勉強しています。
それをアウトプットする意味でも、ワインのサイトを始めました。
焦らず少しずつ作成する予定です。
http://wine.ryotarotakao.com/


編集後記

こんばんは、高尾です。
星野リゾートの施設は、まだ利用したことはありませんが、
サイトを見ると、高級旅館という感じを受けます。
ある程度資産を持つ高齢者は、
料金が少々高くても楽しい時間を過ごしたいというニーズがある
といことを考えると、星野リゾートは
この層をターゲットにしているとも考えることができます。
そして、日本が好きなアジアの富裕層。
高級旅館という業態は、今後アジアに進出するような気がします。

高尾亮太朗のfacebook⇒ 
http://www.facebook.com
(アカウントは、ryotarotakaoです。)
高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ryotarotakao
高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com
今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感謝・感謝・感謝です!

ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。

⇒ tryotaro1975@aol.com

メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。


私もごく少ない部数の時に、

いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、
今回は私が恩返しします!

メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら

⇒ tryotaro1975@aol.com

今日の反省などについては、このブログを

⇒ http://ameblo.jp/caferics/

メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、

できればコメントお願いします。
http://wsj.jugem.jp/


当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの

ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、
補償はいたしかねますので、ご了承ください。

また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると

思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える
ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。
| 高尾亮太朗 | ホスピタリティマネージメント | 12:34 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 12:34 | - | - | pookmark |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2018/06/09 12:46 AM |









http://wsj.jugem.jp/trackback/532
+ 広告
+ 執筆者プロフィール
高尾亮太朗

1975年兵庫県姫路市生まれ。白鳥小学校・淳心学院・駿台予備学校神戸校・早稲田大学政治経済学部に進む。大学進学時に政治家を志し、早大鵬志会に入会。・・・続き
+ twitter+ryotarotakao.com

高尾亮太朗公式サイト

+ パートナーサイト
+ メルマガ無料配信中!
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
+ SPONSORED LINKS
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
  • 【682号】米スーパー最大手・クローガーのハイロー戦略を単純に真似してはならない。
    常盤 (07/25)
  • 【647号】米玩具メーカー・クネックスブランズ、国内製造への回帰で直面した意外な課題とは?
    高尾 亮太朗 (03/25)
  • 【647号】米玩具メーカー・クネックスブランズ、国内製造への回帰で直面した意外な課題とは?
    mama (03/22)
  • 【434号】練り歯磨きを煩わしく思う消費者。その本当の理由とは?
    Ryotaro Takao (03/13)
  • 【434号】練り歯磨きを煩わしく思う消費者。その本当の理由とは?
    KI (03/13)
  • 【419号】赤がブームのニューヨークレストラン業界とランチェスター戦略
    高尾 亮太朗 (01/11)
  • 【419号】赤がブームのニューヨークレストラン業界とランチェスター戦略
    berry (01/10)
  • 【297号】高級百貨店チェーンサックス、ネットのプライベートセールを開始。
    あろえ (09/08)
  • 【321号】ドキュメンタリー番組には落とし穴がある。
    野呂エイシロウ (01/26)
  • テレビCMもグーグルが影響?
    イーモ (12/24)
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ パートナーサイト
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS